絶対おいしい「鍋つゆ」3選。年間5.5億円売上げる催事担当がガチでセレクト!

催事のプロがガチで選んだ「鍋つゆ」おすすめ3選

1月になり、寒さがより厳しい時期になりました。こんなときに食べたくなるのは体が温まる料理。手軽に作れる冬の定番といえば、鍋を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

ただ、冬の始まりから鍋を食べていると、ちょっとずつレパートリーがなくなってくることも。便利な鍋つゆも、気付いたら同じものばかり使ってしまいがちですよね。

そんなマンネリから脱却するため、この記事では京都府京都市にある百貨店「大丸京都店」の食品催事担当 タハラダさんに、鍋つゆおすすめ3選をお聞きしました!

タハラダコンビのふたりは、百貨店の食品催事を担当する食いしん坊な凸凹YouTuberコンビとして活動中。年間で5億5千万円売上げ、さまざまな食品を取り扱うため全国の催事グルメにとても詳しいんだとか。

そんなタハラダさんが厳選した注目鍋をさっそくチェックしてみましょう!おすすめの鍋つゆから食べ方までご紹介します。

1. 焼き葱と焼き餅で「大人の鶏しゃぶ鍋」

「まずおすすめしたいのが大人の鶏しゃぶ鍋。年末年始で食べすぎたお腹に、やさしい鍋料理を提案します。

だしの風味に焼き葱の旨み、苦み、香ばしさが広がりますよ。だしを感じながら合間に鶏を食べて、また焼き葱を食べて……この繰り返しに、食べる箸が止まらなくなるはず。

そして、手元の器に入れた焼き餅に、たっぷり “だしシャワー” をかけておもむろにひと口。だしを思う存分堪能できる大人な食べ方が楽しめます。気づけば『あれ?葱ってこれでもう終わり?』となることでしょう。だし文化最高!そう思わせてくれる逸品に仕上がっています」

おすすめの鍋つゆ

「この鍋料理におすすめのつゆが茅乃舎の『だししゃぶ鍋のだしとつゆ』です。香りよく、濃厚なコクを味わえる宗田節(ソウダガツオから作られる節)を使っているため、つけダレを使用することなく、しっかりとした旨みを堪能できます。

食材と出汁の絡みが抜群で、口の中で幸せがじゅわ~と広がるんです。難点は、ほぼ間違いなく食べ過ぎること(笑)。誰でも簡単にお店クオリティの本格的なだししゃぶを楽しめます。あったらいいなを叶えてくれる、そんな鍋つゆです」

おすすめのレシピ

材料(1人分)

・鶏もも肉……1/2枚
・長葱……1/4本
・春菊……1/4束
・餅……1~2個
・焼き豆腐……1/4丁
・だししゃぶ鍋のだしとつゆ……1人前分(つゆ20g、だしパック8g)
・水……300ml

作り方(茅乃舎 公式レシピ)

1.長葱と春菊は4cm幅、焼き豆腐は1cm幅に切る

2. オーブントースターで長葱と鶏もも肉を焼く

3. 2の鶏もも肉を食べやすい大きさ(そぎ切り)に切る

4. 鍋に水とだししゃぶ鍋のだしパックを入れて沸騰させる

5. 沸騰後2~3分煮出したらだしパックを取り出し、だししゃぶ鍋のつゆを加える

6. 鍋に鶏もも肉を入れ、火が通ったら長葱と春菊を入れてさっと煮る

7. 餅は直接器に入れてつゆを掛けながらお召し上がりください

「餅は鍋でゆでるとドロドロになってしまうので、別添えがおすすめです。生七味を入れるとより一層風味豊かになりますよ」

2. しょうゆとにんにくが香る「スタミナもつ鍋」

「温まるだけでなく、スタミナもしっかりとつく冬のおすすめ鍋。もつとニラが存分に楽しめ、ガツンとにんにくが効いています。

作るときは、もつもにんにくもたっぷり入れるのがコツ。濃い味なので自然とごはんも進みますよ。おすすめ追加食材は、油揚げ、豆腐、長芋、ささがきごぼうです!」

おすすめの鍋つゆ

「使用するのは、大丸京都店グローサリー売場で一番人気のシリーズ、博多華味鳥の『もつ鍋スープ』。料理屋さんである博多華味鳥の味をご自宅で簡単に再現できますよ。

しょうゆとだしの濃さが絶妙のバランスで、もつの脂の甘み、キャベツの甘みを十二分に引き出す本格派のだし。袋を開けた瞬間からおいしいことが確信できる鍋つゆです。

だしに味がしっかりあるので、具材ひとつひとつに味が入り混んだ、奥深く濃厚なもつ鍋を楽しんでいただけます。ちょっと食べたいたときに便利な400g袋(1~2人用)というのもうれしいポイントです」

おすすめのレシピ

材料(1~2人分)

・牛もつ……200g
・キャベツ……1/3玉
・ニラ……1/3束
・絹豆腐……1/3丁
・油揚げ……1枚
・もつ鍋スープ……1パック分(400g)
・輪切り唐辛子……適量
・にんにくスライス……適量
・白ごま……適量

作り方

1. 熱湯で牛もつの油抜きをする

2. キャベツとニラはざく切り、にんにくはスライス、絹豆腐と油揚げは食べやすい大きさに切る

3. もつ鍋スープをよく振り、鍋に入れて煮立たせる

4. 鍋に牛もつを入れて火が通ったら、キャベツ、にんにく、絹豆腐、油揚げを入れて煮込む

5. 具材に火が通ったら上からニラをのせて軽く火を入れ、仕上げに輪切り唐辛子、白ごまをかける

「しっかりにんにくの味がついていますが、食べている途中で追いにんにくをするとよりパンチの効いた罪深い味わいになりますよ」

3. 海の幸たっぷりの「ほっこりミルク鍋」

「寄せ鍋のつゆベースのだしに、海の幸から出た魚介スープが絶妙にマッチするほっこりミルク鍋。ミルクがあわさることで、やさしい甘みとコクがグッと上乗せされます。

旨みの三重奏をぜひ体験してください。シメには中華麺でのちゃんぽん風がダントツでおすすめです!」

おすすめの鍋つゆ

「使用するセゾンファクトリー『寄せ鍋のつゆ』は、素材を徹底的に引き立てる、縁の下の力持ち的な鍋つゆです。シンプルながらだしの旨みが引き立つ鍋つゆで、アレンジのベースとしても最適!ミルク鍋以外にも、おでんのつゆに使用するのもおすすめです。

もちろん、何もせずにそのままお好きな食材を入れるだけでも十分に楽しめますよ。まさに王道の鍋つゆと言えます」

おすすめのレシピ

材料(3~4人分)

・牛乳……300~400ml
・寄せ鍋のつゆ……1パック分(750g)
・白菜……1/4玉
・帆立……200g
・えび……200g
・鶏もも肉……200g
・えのきたけ……1/2袋
・しめじ……1/2袋

※お好みの具材でOK

手順

1. 白菜、鶏もも肉は食べやすい大きさに切る

2. 寄せ鍋つゆをよく振って鍋に入れる

3. 牛乳を鍋に入れ、温める(沸騰しないよう注意)

4. 残りの具材をすべて入れ、火が通るまで煮込む

「おすすめの具材で紹介しましたが、いろいろな食材と相性がよいので、キャベツや長葱、鮭などを入れても合うはず。お好みのアレンジで楽しんでください」

新しい鍋のレパートリーでマンネリ化を脱却!

「毎日催事グルメをチェックしているなかで、これはぜひ作ってほしい!と思える商品を厳選しました。アレンジもしやすいので鍋のレパートリー候補として一度作ってみてくださいね」とタハラダさん。

おすすめの鍋つゆは、大丸京都店でも実際に人気のある商品ばかりです。まだまだ寒い日が続く今、新しい味との出会いで鍋のマンネリから脱却しましょう。

取材・文/内山 栞(macaroni 編集部)