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 “うまい、やすい、はやい”でお馴染みの大人気牛丼チェーン『吉野家』では、12月7日よりコラボメニュー「カリガリ吉野家カレー」の販売をスタート。多くの吉野家ファンに加え、味にうるさいカレー好きのハートもガッチリと鷲掴みする、最高の滑り出しを見せている模様です。

店頭のメニューには『ガリガリ』の説明も

 今回のカレーは、日本最大級の“カレーの祭典”として知られる「神田カレーグランプリ」にて、2019年にグランプリを獲得した名店『カリガリ』が監修を担当。31種類にも及ぶスパイスにリンゴ濃縮果汁やマンゴーピューレなどを配合し、『吉野家』の看板メニュー「牛丼」の牛肉と玉ねぎの味わいに合った本格スパイスカレー…とのこと。ひとつの器にカレーと牛丼が同居するメニュー自体はさほど珍しくはないものの、個々のレベルに関してはまず間違いなくトップ級といえる「カリガリ吉野家カレー」。果たしてそのテイストは如何ほどのものなのか、実食にて確かめてみましたよ!

いざ実食!キレのあるルーと甘みのある牛肉のコントラストが堪らない

今回は「カリガリ肉だく牛カレー」657円(税込)を店内で実食しました!

 全部で7種類がラインナップされている「カリガリ吉野家カレー」のメニューから、今回は「牛丼」との相性をしっかり確認できそうな「カリガリ肉だく牛カレー」(657円 ※税込)をオーダー。待つこと約5分、店員さんがメニューを運んでまいりました。うーん、漂う香りは牛丼のそれではなくカレー。まずはカレールーを単独で味わってみます。とろみの中にスパイスが溶け込んでいる感のある細かくザラッとした舌触りと奥行のある旨みとコク、その味わいが抜けるのと入れ替わりにスパイス系のヒリリとした辛味が広がります。

 スプーンひとさじだけなのに、味わいの変化をしっかり感じられるとは驚き。“本格スパイスカレー”の名に偽りなしです。いや、美味い。

ルーはドロドロ系ではなくサラサラ系

 牛肉と玉ねぎ、つゆのかかったご飯は、普段から食べ慣れている「吉野家の牛丼」そのまま。ではいよいよカレーと牛丼、両者を同時に味わってみましょう。うーん…うん? これは完全にスパイシーなカレーのテイストが全面に来ますね。

 口の中で味わいが一体に…ではなく、カレーの合間に牛丼の存在を確認できるといった感じ。そこで、カレーと牛丼の比率を変えてみることに。…これだ! 牛肉と玉ねぎ、ご飯を多めにすることで、カレーとの一体感が断然アップ。カレーの後味であるスパイスのヒリリ感を牛丼の甘めのテイストがイーブンに打ち消して、マイルドな味わいに変化しました。

牛丼とルーの比率を1:1から2:1にするとベストマッチ

 そして、この食べ方の後はカレールーの味わいが最初のひと口目とは違って、辛味よりも旨みとコクにシフトします。そうか、これが『カリガリ』が意図していた“一緒に食べることで生まれる美味しさ”だったのかあ…と、気付いた頃には器の中身も残りわずか。口の中全体でカレールーの美味しい余韻に浸りつつ、あっさり完食となりました。ごちそうさま!

公式のメニュー画像

 カレー皿ということもあってかメニューの量自体はさほど多くなく、いわゆる“女性でもペロっとイケちゃう”的のボリューム感。ガッツリ派の方やカレーをガシガシ食べたいという方は、ご飯の大盛りが絶対のオススメです。

 外食チェーン店で出されるカレーのレベルの高さについてはここで改めて語るまでもありませんが、今回の「カリガリ吉野家牛カレー」は間違いなく“美味しさの極み”に辿り着いた一品。『吉野家』で「牛丼」以外のメニューをオーダーする際は、ぜひ選択肢に加えてみてください!

●DATA

吉野家』カリガリ吉野家カレー

期間:2021年12月7日(火)~
販売:一部店舗を除く全国の『吉野家
https://www.yoshinoya.com/
※「カリガリから揚げカレー」は、から揚げ取扱店舗(全国約600店舗)での提供となります。