昨季《28ゴール》のFWは今夏の補強失敗組に 大苦戦のライプツィヒが外した今夏の補強策
今夏移籍した選手の中で、結果を出せていない失敗組に入れられるのは誰か。
アトレティコ・マドリードからチェルシーにレンタル移籍したMFサウール・ニゲス、ノリッジ・シティからアストン・ヴィラへ向かったMFエミリアーノ・ブエンディアも失敗組に挙げられることが多いが、期待に応えられていない選手は他にもいる。
ショックが大きかったのは、フランクフルトからライプツィヒへ移籍したポルトガル代表FWアンドレ・シウバだ。
ライプツィヒといえば補強上手なクラブと考えられてきたが、今夏は外れだ。アンドレ・シウバに加え、アヤックスから迎えた19歳のFWブライアン・ブロビーもリーグ戦では111分しかプレイしていない。若すぎるところはあるが、今の結果はやや寂しい。
また今夏のライプツィヒは主力の流出も大きく、DFダヨ・ウパメカノがバイエルンへ、DFイブラヒマ・コナテがリヴァプール、MFマルセル・ザビツァーもバイエルンへ。
さらにウォルバーハンプトンへレンタルさせた韓国代表FWファン・ヒチャンがプレミアリーグの舞台でまずまずの結果を残してしまうのだから、ライプツィヒとしては少々複雑か。
今夏には指揮官ユリアン・ナーゲルスマンもバイエルンへ向かってしまい、ジェシー・マーシュを迎えたライプツィヒはここまで5勝3分6敗の8位と大苦戦だ。補強が失敗に終わった感は否めない。
若すぎるという点ではバルセロナから18歳MFイライス・モリバを迎えたが、こちらも即戦力にはなり切れなかった。他にもディナモ・ザグレブより19歳のDFヨシュコ・バルディオル、ストラスブールより21歳DFモハメド・シマカンを加えたが、守備面ではウパメカノとコナテの流出が痛すぎたか。
ここ3シーズンは3位、3位、昨季は2位と結果を残してきたが、今季このままではトップ4入りも怪しいかもしれない。ライプツィヒの場合は今冬や来夏にも優秀な若手を引き抜いてチームを再構築してくるだろうが、今夏の補強は満足のいくものではなかったか。