すぐにまねできる!簡単な「刺身の盛り付け方」とおすすめの添えもの

刺身の盛り付けに向いている皿の種類は?

刺身を盛り付ける皿の形は、使いやすい丸皿や角皿、楕円皿のほか、ユニークな形をしている変形皿もおすすめ。刺身パックより大きめの皿を選べば、盛り付けたときに余白ができて上品な雰囲気に仕上がります。

皿の色は刺身の色とかぶらないものを選びましょう。赤身には赤以外の白、緑、青、黒などの皿を、白身には白が際立つ濃い色の皿が合います。

控えめな柄や無地の皿だと彩り豊かな刺身のうつくしさが映え、柄や色が派手な皿だと豪華に見えます。ガラス皿だと涼やかな印象になるので、食べるシーンや季節に合わせて皿を選ぶのも重要ですね。

刺身の盛り合わせを盛り付ける場合

1. つまと刺身を分ける

刺身パックの底にある大根のつまを取り出し、ザルにあげてさっと水で洗って水気を切ります。刺身は並べられている状態のまま大葉といっしょに取り出し、まな板に並べておきます。

2. 皿の左奥に盛り付ける

皿の左奥に大根のつまを多めにのせ、大葉ごと刺身を盛り付けます。最初に盛り付ける刺身は濃い色のまぐろがおすすめです。刺身を1枚ずつ盛り付ける場合は、右奥から左手前へ流れるように重ねます。

3. ななめ下左右に盛り付ける

左奥がいちばん高くなるよう、まぐろのななめ下左右に、大根のつまをややすくなめに盛ります。2種類の刺身を大葉ごと盛り付けます。隣り合う刺身同士の色がかぶらないよう、色のコントラストを考えて刺身の種類を選びます。

4. 皿の中央に盛り付ける

皿の中央に大根のつまをすくなめに盛り、大葉ごと刺身を盛り付けます。色鮮やかな刺身を皿の中央に盛ると、盛り付け全体が華やかに見えやすいです。

5. 皿の手前に盛り付ける

皿の手前に大根のつまをほんのすこし盛り、大葉ごと刺身を2種類盛り付けます。なるべく左奥は高く、右手前は低くなるように盛り付けます。全体のバランスを見て、手前が高くなってしまいそうな場合は、手前に置く大根のつまは不要です。

6. 右手前にわさびを盛る

わさびを使う場合は右手前に盛り付けます。お好みで食用菊や紅たでなどのあしらいを添えて完成です。

1種類の刺身を盛り付ける場合

1. つまと刺身を分ける

大根のつまを取り出し、ザルにあげてさっと水で洗って水気を切ります。刺身は並べられている状態のまま大葉といっしょに取り出し、添えものといっしょにまな板に並べておきます。

2. 皿の奥に大根のつまを置く

皿の奥に大根のつまをふんわりと盛り付けます。

3. 刺身を盛り付ける

刺身を大葉ごと、大根のつまにもたれかけるように置きます。1枚ずつ盛り付ける場合は、右奥から左手前に流れるように重ねます。断面を見せるように盛り付けるときれいに仕上がります。

4. わさびやあしらいを添える

わさびを使う場合は右手前に盛り付け、お好みできゅうりやパセリなどのあしらいを添えて完成です。

あれば高見え!おすすめの添えもの

刺身の盛り付けをより華やかに見せたい場合は、あしらいで彩りを添えてみましょう。

食用菊や穂じそ、紅たでなどを添えると、ぐっと品が増しますよ。身近な食材であれば、みょうがや豆苗、わかめもおすすめ。レモンやゆず、すだちを添えれば、味わいの変化も楽しめます。刺身に合う薬味を添えると、見た目も味も洗練されますね。

刺身に添えたい!野菜の飾り切り

1. きゅうりの飾り切り

刺身の盛り付けにきゅうりで緑をプラスすると、彩りのバランスがとれます。なかでも、手の込んでいる松や木の葉の飾り切りは、ワンランク上の仕上がりを目指すときに最適。おもてなしや記念日にご活用ください。

2. にんじんの飾り切り

鮮やかなにんじんの色は、華やかな盛り付けを作りたいときにぴったり。刺身に添えるにんじんの飾り切りは、くるくるとらせんを描くよりにんじんが一般的です。花やもみじの飾り切りを添える場合は、生で食べられるくらい薄く作るといいでしょう。

コツを掴んで刺身の盛り付けをきれいに作ろう!

より簡単に盛り付けたいときは、刺身パックと同じ形でやや大きめの皿を選びましょう。刺身をそのまま皿へ移すだけでもきれいに見えます。刺身を並べる順番を考えるのが面倒なら、刺身パックに盛られている順番通りに盛り付ければ問題ありません。

パックから皿に盛り付けるだけで、お店で食べるような雰囲気が出て、ちょっと贅沢な気分が味わえますよね。なるべく楽をして豊かな食卓をお楽しみください。