茎もおいしく食べる!ブロッコリーと卵のキッシュ【もったいないレシピvol.7】

過剰除去をやめることが第一歩

食品ロスが増えてしまう原因のひとつに、食品の過剰除去があります。

「ブロッコリーの茎やキノコの軸など本来は食べられるのに、残念ながら捨てられている食材が多くあります。捨てられてしまう部分が実はおいしかったり、栄養があったりするので、ぜひ捨てずに食べてほしいです」(島本さん)

どの部分が食べられるのか?知らずに捨ててしまうこともあるかもしれませんね。そこで今回は島本さんに「ブロッコリーの食べられる部分はどこ?」を教えてもらいます。可食部が増えれば、節約にもつながりますよ。

そしてブロッコリーの食べられる部分をすべて使った、レンジで簡単にできるおしゃれなキッシュをご紹介します。

島本美由紀さんプロフィール

まるっとかわいい!ブロッコリーと卵のキッシュ

レンジで作る丸い形がかわいいキッシュです。ブロッコリーの食べられる部分を余すことなく詰め込んで作るため、食品ロスを減らしつつ具だくさんでボリューミーに仕上がりますよ。

「ブロッコリーは茎にも栄養があります。切り方を覚えれば、無駄なく栄養満点のおかずが作れますよ」(島本さん)

容器の丸い形に合わせて卵が固まるため、見た目もかわいらしくおつまみやお弁当のおかずにも活躍してくれます。

材料(2人分)

・ブロッコリー……1/2株
a. 卵……2個
a. マヨネーズ……大さじ1杯
a. ごま油……小さじ1杯
a. 顆粒鶏がらスープの素……小さじ1/2杯
a. おろしにんにく(チューブ)……少々

「ブロッコリーと卵のキッシュ」の作り方

1. ブロッコリーを切る

縦半分にカットしたブロッコリーの房を茎から切り離し、小房に分けます。

食べやすい大きさにするため、小房を縦半分に切り分けます。

茎は外側の色の濃い部分(赤いラインより外側)は固く食べにくいのでカットして取り除きます。

「房や葉はすべて食べられます。茎は縦に切ったときに、色の濃い部分は固いので皮をむくように除けば、あとは全部食べられます」(島本さん)

茎の外側は皮をむくように取り除き、残った部分は薄切りにします。

2. 材料を混ぜ合わせる

加熱用の耐熱容器にaを入れて混ぜ合わせます。

続いてブロッコリーも加えてよく混ぜ合わせます。

「加熱用の耐熱容器で混ぜ合わせれば、洗い物が少なく済みますよ」(島本さん)

※このレシピでは473mlの耐熱容器(スクリューロック)を使用しています。

3. 電子レンジで加熱する

蓋をずらしてのせ、電子レンジ600Wで3分加熱します。

※500Wの場合は3分半~3分40秒ほど加熱してください。

丸い耐熱容器を使うと、加熱後は卵が丸い形に固まります。このままひっくり返して取り出せば、かわいいキッシュのできあがり!

ブロッコリーは茎もおいしい!

ブロッコリーは房だけでなく茎もおいしく食べられます。島本さんに教えていただいた通り、固い部分をのぞいて調理すれば、無駄なく消費できますね。

材料を混ぜ合わせて、電子レンジで加熱するだけの簡単レシピなら、失敗なくおしゃれなキッシュが作れます。副菜やお弁当のおかず、朝食など、いろいろなシーンで作ってみてください。

取材・文/馬原香織
撮影/齋藤 萌