V6ラストライブ後にあった“地獄の時間”、三宅健のラジオで井ノ原「ちょっと泣けたね」
今月1日、V6が26年の集大成となる解散ツアー『LIVE TOUR V6 groove』の千秋楽を迎え、終演後に三宅健(42)が『三宅健のラヂオ』(bayfm)に生出演した。
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解散日の1日から日付が変わり、2日午前0時から始まった生放送の冒頭、三宅は「バタバタして。幕張メッセからこっちに大移動してきて……」とややかしこまった声色で切り出すとファン思いの三宅らしい言葉を紡ぎ始める。
「ラジオが始まる1秒前まではV6だったんですけど、今ラジオが始まったこの瞬間から個人の三宅健として、みなさんに声を届けていることになるんですが、そう簡単に切り替えられるわけもないんですけど……ファンのみんなはもっとそうだと思うんですね」
26年間、V6としてファンと向き合ってきた三宅ならではの言葉に、ファンは胸のつまる思いだったに違いない。
「さっきまで会場にいて。メンバーもいて。たくさん来てくださったジャニーズの後輩くん達、そして先輩もいらっしゃってですね。みなさんとお話させていただいて。一緒に記念撮影なんかしちゃったりして。すごい豪華な人たちが集まってましたね。未だかつて見たことがないくらい豪華な」
元気でやんちゃ、いつまでもフレッシュな印象の三宅がそう語る声色は、どこか哀愁を感じさせる。
番組の進行途中、「あーー!! 長野くんと井ノ原くん来たー!」と突如叫ぶと、同じV6メンバーであった長野博(49)と井ノ原快彦(45)がサプライズで放送に乱入。「来たよ、結局来た!」と三宅を驚かせると、三宅不在のライブ後の会場について井ノ原は語り始めた。
V6ラストライブで“地獄の時間”
「楽しかったよ。健、ラジオだから途中で抜けたじゃん。あの後、後輩たちにとってはめちゃくちゃ“地獄の時間”だよ」(井ノ原)
「あはは。太一君のせいでね。今日のV6のラストコンサートの感想を1人1人言っていきましょうっていう地獄の会が始まっちゃったんでしょ?」(三宅)
TOKIO・国分太一(47)主催の“地獄の時間”について話し始めた井ノ原。千秋楽後の歓談からラジオのため途中で抜けだした三宅もそのことは知っていたようだ。
長野も補足するように「俺たち全員、V6が座って、その前で(後輩たちが)1人1人言ってくっていう(笑)」とその構図を説明した。
興奮した様子で井ノ原は“地獄の時間”について続ける。
「時間なくなるからグループごとに来て、尺決めて。めっちゃよかったよ」(井ノ原)
「結局みんな1人1人言ってくれたよね」(長野)
うれしかったことを明かすトニセンの2人。後輩ジャニーズにとってはラストライブの大御所先輩に対し、何か言葉を送るのはかなり緊張したことだろう。そんな中、井ノ原にとって感動する流れがあったそう。
井ノ原「ちょっと泣けたね」
「剛、光一、松潤とかの流れめっちゃ良かった。あと亀梨」
Kinki kidsの堂本剛(42)・堂本光一(42)、嵐の松本潤(38)、KAT-TUNの亀梨和也(35)という豪華メンバーを挙げ、長野が「で最後、太一が言ってくれて」と付け足した。
国分の計らいで始まった“地獄の時間”。そんなひとときを井ノ原は「ちょっと泣けたね」と感動したことを明かすと、ネット上では、
「井ノ原さんから剛・光一・松潤・亀梨のコメントの並び良かったって聞くだけで泣ける……」
「見たい……特にイノッチが良かったって言ってたKinKiと松潤と亀梨くん……円盤化お願いします!!」
「Kinki、松潤、亀にそんなことさせられるの太一君だけだよな〜」
「太一君の後輩の感想タイム、地獄の時間って言っちゃえるの共に歩んできたからこその関係性でなんか泣けてきたな」
との声が見受けられた。
V6だから見に行きたい
1日の千秋楽にはTOKIO、Kinki Kids、嵐の松本・二宮和也・櫻井翔、関ジャニ∞、亀梨ら総勢40名近いジャニーズメンバーが来場していたことを日刊スポーツ(11月1日配信)が報じている。
また千秋楽前の10月に行われた各地公演でも、NEWS、Kis-My-Ft2、Hey! Say! JUMP、King & Prince、Snow Man、SixTONESらが会場で見学していたことがファンのSNSから報告されている。そんな事務所のメンバーに対し、楽しげに煽りに行く姿や、後輩に合図を送るやりとりがあったのは、V6らしい場面だ。
自分達の最後のツアーで、大切なファンへ気持ちを届けるだけでなく、多忙な中、足を運んでくれた仲間への気配りも忘れない。そんな姿は、これからを担う後輩たちにとって、“ジャニーズアイドル”の良きお手本と言えるだろう。
ラジオでは他にも、千秋楽後にジャニーズを退所する森田に対し、井ノ原、三宅らが「これでサヨナラじゃない」とハグをしながら確認し合ったことを報告した。26年間、一人の脱退者も出さず、ともに歩み続けたV6。その絆は、事務所を離れてしまっても固く繋がっていくことを教えてくれた。
後輩たちがこぞってラストライブを見届けたのも、彼らの歩みが美しく、ジャニーズとして完璧で、そして何より、人徳があったからではないだろうか。そんな温かいコンサートだったからこそ、今やジャニーズの大御所となりつつある国分やKinki Kidsまでもが、心からの賛辞を送ったのだ。
V6が築き上げた“ジャニーズアイドルグループの歩み方”に亡きジャニー喜多川さんもきっとこう語りかけるだろう。
「YOUたち、最高に良かったよ」