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 健康的で持続可能なダイエットのためには、「食」をないがしろにすることできません。そしてリバウンドしにくい体づくりには適度なエクササイズとともに、糖質量に配慮した食品かつ、高タンパクの食事が近年の主流になっています。

 さすがにダイエット中の間食(おやつ)はNGだと思っていましたが、実は糖質の量とカロリーさえ守れば間食もOKなのだそう。これは小腹が空いた適度なタイミングで、糖質10g以下、カロリー200kcal以下の食品をおやつとして摂取すると、急激な糖質摂取で血糖値が上昇し、中性脂肪に変換されるのを防いでくれるという考え方。ナッツやビーフジャーキーなど、高タンパクで咀嚼によって満腹感を促してくれる食品が効果的とされています。

『nosh』は糖質に配慮したデザートのレベルが高い!

 たまには甘いものも食べたい。そんな煩悩にかられた時、筆者は定期購入中の『nosh(ナッシュ)』を頼ります。『ナッシュ』は冷凍の宅配弁当のイメージがありますが、実はデザートやパンも販売しています。ロールケーキ、ドーナツ、チーズケーキバー、ガトーショコラバー。フレーバーも飽きの来ないよう、バラエティーも豊かです。

 そこで今回は、著者が食べて美味しかったスイーツ&パンを中心にご紹介したいと思います。

オリジナルの「ロールケーキシリーズ」が絶品すぎる!

ロールケーキ「プレーン」

 先ほどの間食の目安をクリアしているのが、オリジナルのロールケーキシリーズ。『ナッシュ』の中でも人気が高く、リピーター続出の商品です。「プレーン」の糖質量は4.7g、「コーヒー」は糖質量5.4gです。

 このロールケーキ、本当に絶品なのです。メインの弁当を含めてもトップ3に入りますし、スイーツ部門ではぶっちぎりの美味しさ。ほどよい甘さで、一度冷凍したとは思えないほど生地はふわふわで、しっとりしています。「コーヒー」はより大人向けのテイストで、ほろ苦さと甘さのバランスよし。半解凍にしてアイスケーキ風にして食べるのもおすすめです。

「バンズパン」は常に冷凍庫にストックしておきたいほど優秀

 特製の「バンズパン」は、間食にもおすすめです。糖質量は驚異の2.4g、70kcal。やさしい甘さとしっとりとした生地で、大豆の香ばしい風味が食欲をそそります。

 このバンズパンを半分に切ってチーズときゅうりを挟み、ビネガードレッシングで味付けしたサンドイッチにして食べてみました。糖質に配慮したパンですが、味や食感も小麦で作るパンと遜色ないので、ダイエットのために我慢しているという感覚が全くありません。

 食事として食べる時はゆで卵やサラダチキンを挟んで、ボリュームアップしても良さそう。腹持ちが良いのも魅力的です。

腹持ちバツグンのドーナツはおやつにも朝食にも◎

 ここからは糖質量10g以下ではありませんが、糖質に配慮しつつも美味しいスイーツをご紹介します。正直、どのフレーバーを頼んでもハズレがないので、在宅ワークで間食する機会が増えたという人にはおすすめですよ。

左が「チョコレート」、右が「抹茶」の焼きドーナツ

 まずは「ドーナツ」。「チョコレート」は糖質13.4g、155kcal。「抹茶」は糖質13.4g、154kcal。焼きドーナツで生地も柔らかく、素朴な甘みを感じます。チョコレートはしっかりコクがあり、抹茶はほろ苦く、香りも華やか!

「ドーナツ」の中には、スーパーフードのチアシードが入っています。チアシードはオメガ3脂肪酸やビタミン類、食物繊維が含まれ、栄養価も高め。水分を吸収すると約10倍に膨れるので、1個でもしっかり満足感が得られます。ホットミルクやスープと合わせて、朝食として食べるのもおすすめです。

素材にこだわった豊かなコクを感じる「チーズケーキバー」

 こちらは「チーズケーキバー」で糖質量12.4g、176kcal。オーストラリア産クリームチーズと地中海産のレモン果汁、小麦粉とともに大豆粉も使うなど、原材料にもこだわっています。

 甘さもしっかり感じられ、チーズの濃厚さとレモンの酸味のバランスも良し。1袋2本入りで、食べきりサイズなのも嬉しいですね。

人気のハンバーグに和風味が仲間入り! 気になるお弁当2種の美味しさは?

 デザートとともに、メインのお弁当も2商品注文してみました。定期購入していると正直、この商品は口に合わなかったなぁというものもありましたが、何度か注文してみて、これは絶対外さないと個人的に思ったのが「ハンバーグ」です。

 特に「チリハンバーグステーキ」は、常にランキング上位を占めるほど人気で、味、ボリュームともに満足度が高いのです。今回、その派生として「和風おろしハンバーグ」が仲間入り。辛いソースが苦手という人にもおすすめですね。

「和風おろしハンバーグ」は、糖質22.1g。牛豚のミンチにほうれん草を混ぜ込み、醤油ベースの甘辛なおろしだれがたっぷりかかっています。食べ応えがあり、お肉も柔らかくジューシー。花形にカットされたニンジンも芸が細かく、ミニサイズのナスやオクラも丸ごと味わえます。

 副菜はからし菜の辛子マヨネーズ、甘辛さつまいも、山くらげの味噌あえ。山くらげは、普段なかなか調理する機会がないので、お弁当の中で手軽に食べられるのは魅力でした。それぞれ味付けが異なり、味や食感にもメリハリがあるので、三角食べをした時に味の重なり合いを楽しめます。

 強いて上げるなら、根菜類が冷凍特有の水っぽい食感になってしまっている点がちょっと残念……。とはいえ、味、ボリューム、栄養のバランス全てにおいて優秀な一品でした。

 目玉焼きに惹かれて注文した「月見ドライカレー」は糖質29.9g、311kcal。糖質が少ないレジラ米をサフランライスに仕立て、濃厚テイストのドライカレーと合わせています。スパイシーで濃い味好きにはたまらない一品です。トッピングのインゲンと玉ねぎのスライスは色鮮やかで食欲をそそります。

 副菜もバラエティ豊か。小松菜のガーリックオイルはパンチの効いた味付けで、時折ドライカレーに混ぜながら食べると絶品。コーンサラダや枝豆のスクランブルエッグは控えめな味付けで、カレーの箸休めにぴったりでした。

『ナッシュ』の定期購入を通じて、さまざまな理由から食事制限中であっても食事を楽しむことを諦めなくて良いのだ、というメッセージを感じました。

 新作メニューはこれまでのレギュラーメニューと比べると、盛り付けにもこだわり、味付けもしっかりした商品が多かった印象。いつも同じメニューを注文しているという人は、新メニューで気になるものをぜひ試してみてください。

(撮影・文◎亀井亜衣子)

●DATA

Nosh

https://syokuraku.nosh.jp/