「povo2.0」を管理するユーザー向けアプリ

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KDDIスマートフォン向け新料金プラン「povo2.0」で、申し込み時のトラブル報告がユーザーから続出している。「povo2.0」は月額基本料金「ゼロ円」を特徴とするプランで、2021年9月29日に提供を開始した。

手続きがうまくいかず、既存の携帯電話番号を失ったとする人も現れた。

公式「手続きステータス進まない不具合発生」

ツイッター上で数十件みられるのは、KDDIのauや既存プランの「povo1.0」、そして他社からpovo2.0に乗り換えようとしたところ、povoの手続き状況画面で「回線切替処理失敗」「移転元への照会中」などと表示されたまま、手続きが途中で止まり、数時間〜数日待っても進まないというものだ。

一部のauユーザーは、povo2.0への乗り換えを申し込むも、手続きが途中で止まりキャンセル。すると乗り換え前のau回線も利用できなくなっており、それまで使用してきた携帯電話番号まで消失してしまった。このような報告もツイッターで複数みられる。

「povo2.0」公式サイトは10月2日付で「お手続き遅延に関するお知らせ」と題し、「一部のお客さまで、お手続き状況のステータスが進まない不具合が発生しております。 お客さまにはご迷惑をおかけし申し訳ございません。今しばらくお待ちください」との告知を掲載している。

「よくある質問」ページでは、手続き状況が「移転元への照会中」となっている際の対処について、「移転元通信事業者へ問い合わせを行なっております。恐れ入りますが、そのままお待ちください。現在、お申込み受付が混雑している為、数時間お待ちいただく場合がございます」と案内している。

認証コードが読み取れない

povo2.0の手続きでは、ログインに必要な認証コードがユーザーのメールアドレスに送られてくる。ところが、届いたメールの本文が正常に表示されず、コードが確認できなかったとするツイートも複数みられる。

ツイッターを見る限り、10月6日までにこうした問題が完全に解消されたわけではなさそうだ。J-CASTトレンドでは6日現在、トラブルが発生する条件や、ユーザーが注意するべき点についてKDDIに取材を申し込んでいる。回答が届いたら続報としたい。