野菜で麺が作れる!? 野菜摂取量が格段に上がる100均の「ヌードルピーラー」とは?
食楽web
突然ですが、みなさんは普段からしっかり野菜を食べていますか? 野菜よりお肉、野菜より白ごはんがすすむ味が濃いおかずについついお箸が伸びてしまい、野菜不足になっていませんか?
厚生労働省によると、成人が1日に摂取したい野菜の目標量は、350g以上とかなり多い。日常でそれほどの野菜を摂取するのは、結構ハードルが高いですよね。
なんとか野菜を手軽にたくさん摂る方法はないかと調べたところ、「ベジヌードル」という気になるワードを発見。なんでも、野菜を麺のように細長く切り、ラーメンの麺やパスタがわりにしたり、サラダとしても食べれらるらしいのです。しかもそれを作るための道具は100円ショップで購入可能とあります! 早速購入して使ってみたところ、とってもよかったのでご紹介しましょう。
スルスル削れて気持ち良い~!「ヌードルピーラー」
110円(税込)
こちらは『キャンドゥ』や『seria』で購入できる「ヌードルピーラー」。取り出してみると、手のひらにすっぽり収まるサイズの漏斗のような形のものが出てきました。
隙間が空いている部分を内側から見ると、通常のピーラーにある一枚刃に加え、ギザギザの細かい刃がついています。
使い方は至ってシンプルで、野菜を入れ、野菜を刃に押し当てながら時計回りに回転させるだけ。まさに鉛筆削りの要領です。今回はせっかくなので、薄切りが大変な硬い野菜、にんじんで試してみましょう。
にんじんを穴に入れ、クルクルと回してみると……。
本当にヌードル状で出てきました! 最初は力加減が難しく、にんじんがぶちぶちとちぎれてしまいましたが、すぐにコツを掴めます。
そこからはスルスルとにんじんがカットされていくので、あまりの気持ち良さに手が止まりません。子どもの頃、鉛筆削りが楽しくて無駄に削ってしまい、親に怒られたことがある人にはたまらない作業です。
あっという間に、大量のにんじんヌードルが完成しました。
にんじん1/3くらいで、手掴み1杯分のにんじんヌードルができました。時間にしてほんの数分! こんなに簡単なら、毎日のサラダに添えても良いですよね。彩りが美しく、とっても薄いのでにんじんが苦手でも食べやすそうです。
某有名メーカーのベジヌードルカッターが2600円ほどで売られていることを考えると、めちゃくちゃお得。110円でも十分使えます。
お好みで太さを変えられる「3WAYスパイラルカッター」
220円(税込)
「ヌードルピーラー」より、さらに機能が充実しているのが『ダイソー』の「3WAYスパイラルカッター」。これひとつで太切り、細切り、スパイラルの3種類の切り方ができます。
3つのパーツに分かれる。白くてぶつぶつしたパーツはセーフティハンド
こちらは白い筒状の本体に間隔が広めのギザギザ刃と狭い刃が、グリーンのパーツには一枚刃がついていて、切りたい形状に合わせて使う刃を選びます。
太切りと細切りは、本体にグリーンのパーツをセットして使います。ひとつ目に紹介したベジヌードルと同じで、鉛筆削りのように野菜をクルクルと動かします。本体が大きめでしっかり掴める分、こちらの方がさらに削りやすい!
スパイラルカットは、グリーンのパーツのみを使ってこのようにカットします。
ズッキーニを使ってみましたが、柔らかい野菜よりも硬い野菜の方がスムーズにカットできるようです。ズッキーニのような柔らめの野菜は、強めに刃に野菜を押し付けないと途中でぶちぶちと切れてしまいます。
3種類の刃でそれぞれの野菜をカットしたものがこちら。
左から、太切り、細切り、スパイラルカット
切れ味もよく、こちらもあっという間にベジヌードルが完成! これで220円はかなり得した気分です。
またセーフティハンドがついているので、野菜に刺して回せば、万が一でも手を怪我してしまう心配がありません。
安全なだけでなく、野菜が短くなっても持ちやすいので、無駄なくギリギリまでカットすることができます。
マイナス点は2つ。2商品ともに共通していることなのですが、まず洗う時に刃に詰まった野菜のかけらを取るのがちょっと大変です。私は爪楊枝を使って掻き出しています。そして、これはこの商品に限ったことではありませんが、にんじんなど色の濃いものをカットすると、色移りして落ちにくいです。
しかし、総合的には「こんなに簡単にベジヌードルが作れて110円~220円ならかなり良い買い物した!」というのが率直な感想。野菜を美味しくたくさん食べられるだけではなく、毎日の食事に彩りが加わり、食卓が明るくなりそうです。
(撮影・文◎佐々木 舞)