「バルセロナに加入したことを後悔している」5名のスター
このところ混乱が続いているバルセロナ。経済的な問題もあってリオネル・メッシも放出せざるを得なくなり、悪い意味で多くの話題を集めてしまった。
今回は『Sportskeeda』から「バルセロナに加入したことを後悔している5名のスター」をご紹介する。
アルダ・トゥラン
2015年にアトレティコ・マドリーから獲得されたトルコ代表アタッカーのアルダ・トゥラン。移籍金は3400万ユーロに達したが、バルセロナが未成年者の違法な獲得をしていたということで選手登録が禁止され、加入から半年間プレーすることができなかった。
それだけの時間をかけたにもかかわらずルイス・エンリケ監督からは端役しか与えられず、伝説的な3トップ「MSN」に割って入ることもできなかった。2年間で55試合と半分ほどのプレーに終わり、2018年にはイスタンブールBBへ貸し出されることとなった。
ミラレム・ピャニッチ
ピャニッチの加入はとにかく奇妙だった。彼よりもかなり若いアルトゥール・メロが代わりにユヴェントスへと譲渡され、取引の価値はおよそ6000万ユーロだったと言われている。
しかしその強烈な取引から1年が経ち、それは全く効果を表していなかった。バルセロナは財政的にとても厳しい状態で、ピャニッチは単純に苦しみ続けた。そして今夏はベシクタシュへ貸し出されることになった。ユヴェントスに残っていればこんなことには…。
アレクサンデル・フレブ
バルセロナがアーセナルから獲得した選手は数多いが、その中でもダントツの失敗であった。アーセン・ヴェンゲル監督の下でプレミア屈指のドリブラーとなった彼は、2008年にバルセロナへ加入した。
スペインでの彼は様々なポジションで不規則に起用され、言語や環境にも馴染むことができず。グアルディオラ監督はシーズン半ばで彼の適応を諦め、終盤はほぼ起用しなかった。フレブ自身も「退団したい」と公言し、3つのクラブにローン移籍した。
リカルド・クアレズマ
かつてクリスティアーノ・ロナウドと並び称される若手選手だったクアレズマは、2003年に世界を席巻する活躍を見せた。そして、バルセロナが彼を獲得することに成功する。
しかしその移籍はクアレズマのキャリアを混乱させてしまったようだ。彼はカタルーニャの生活に適応できず、自由過ぎるプレースタイルを矯正されることもなく、1年でポルトに放出された。当時のバルセロナにはアレックス・ファーガソンはいなかったのだ。
フィリペ・コウチーニョ
リヴァプールからバルセロナへ、1億3500万ユーロというとてつもない額で加入したブラジル代表MF。スペインでの彼は怪我の連鎖と一貫性のないパフォーマンスを見せている。しかもなぜかローン移籍したバイエルン・ミュンヘンでは活躍し、チャンピオンズリーグでは8-2でバルセロナを撃破した。
昨季は何かを取り戻したようにみえたが、その途端に大怪我…。リオネル・メッシが抜けたこともあって彼には最後のチャンスが回ってくるだろうが、それを活かせなければ全てが失敗に終わるだろう。
