メッシが去ったバルサ“新10番”は? ピケが舞台裏を告白「アグエロは嫌がった」
“新10番”の行方にスペインメディア注目、コウチーニョが有力候補に浮上
絶対的エースだったアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、今夏バルセロナとの契約更新が不可能となり、フリートランスファーでパリ・サンジェルマン(PSG)へ電撃移籍した。
大きな喪失感に包まれているバルサだが、メッシの象徴でもあった“背番号10”を誰が引き継ぐかも話題となっている。スペイン代表DFジェラール・ピケは、今季加入したアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロに10番をつけるように提案したが断られたエピソードを明かしている。スペインメディア「フットボール・エスパーニャ」が報じた。
メッシは2008-09シーズンからバルサの10番を付けて、数々のタイトルを獲得。史上最高の選手とも称されるようになった。その功績はあまりにも偉大であり、彼の背番号を引き継ぐことは、それだけで大きなプレッシャーになり得る。
バルサが獲得するのは世界でもトップレベルの選手たちだが、彼らにとっても10番を引き継ぐことは重責になるようだ。eスポーツ実況などで有名なイバイ・ジャノス氏とのTwichのセッションに参加したピケは、「誰も10番を付けないんでしょ? その勇気がないんだ」と言われると、「まぁ、誰かが付けなければいけないだろうね。僕はクン(アグエロ)に付けるように言ったけれど、彼は嫌がったよ」と答えた。ジャノス氏は「あのユニフォームは、他よりも30キロほど重いからね」と冗談を飛ばしたが、アグエロは親友の10番を引き継がずに19番を選択している。
なお、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」によると、新たな10番は負傷で離脱していたブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョになる見込みだという。リバプール、バイエルン・ミュンヘンでも10番を付けていたコウチーニョは、これまでバルサでは7番と14番を付けていた。しかし、7番と14番はすでに埋まっているため、他クラブへ売却されずにバルサでプレーする場合は、コウチーニョが10番を付けることになるという。
バルサでは真価を発揮しきれていないコウチーニョだが、果たしてバルサの10番という重責に耐え、ファンに認めてもらえるパフォーマンスを見せることができるだろうか。
(Football ZONE web編集部)