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アスリートに対する誹謗中傷が相次ぐ状況を受けて、インターネット上の違法・有害情報の問題に取り組む団体が8月5日、東京五輪・パラリンピックに出場する代表選手に「相談窓口」(誹謗中傷ホットライン)への連絡を呼びかけた。

●削除率は8割近く

一般社団法人「セーファーインターネット協会」(SIA)は昨年6月、「誹謗中傷ホットライン」を開設。相談のあった書き込みなどについて、削除するようもとめるなど、コンテンツ提供事業者に対応を促してきた。

これまで1300人を超える被害者の連絡を受け付け、削除率は8割近いという。

アスリートからの相談も受け付けてきたが、五輪期間中の被害が相次いで確認されていることから、「誹謗中傷被害の拡大が懸念されるため、オリンピック、パラリンピックに出場しているアスリートの皆様からのご連絡も受け付けることを改めてご案内いたします」とリリースを出して呼びかけた。

五輪選手の誹謗中傷については、卓球男子の水谷隼選手、体操女子の村上茉愛選手らがSNSやメディアを通じて被害を報告している。また、日本フェンシング協会前会長の太田雄貴氏も、フェンシングの代表選手らに向けられた中傷をツイッターで報告した。

ホットラインについては下記URLで紹介されている。
https://www.saferinternet.or.jp/bullying/