昨年10月、横浜のベビー洋品店で撮影に臨んでいた星野

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「“逃げ恥”の出演者同士はみんな仲よしでね。ふだんは積極的に連絡先を交換しない新垣さんも、乗り気で連絡先を交換していたそうです。その交流は、撮影が終わった後も続きました。

グループ交友というのは、恋に発展しやすいんですよ。演者やスタッフらの仲がいいと、食事会なんかも自然と開きやすいですからね。人気者同士の交際には、だいたい間を取り持つ共通の知人がいたりします。

実際、クランクアップした後も何度か新垣さんと会えるチャンスがありました。星野さんも多忙だったはずですが、いつもスケジュールを調整して参加していましたね」(芸能関係者)

5月19日、新垣結衣(32)と星野源(40)が結婚を発表した。大ヒットドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)で夫婦役を演じたのは、’16年10月。前出の変化の陰には、星野の冒頭のような“空白の4年間”での猛アプローチがあったという。

新垣はこれまでメディアの取材で、好きな男性のタイプや自身の恋愛観について語ってきた。そこから見えてきた“結婚条件10カ条”が以下のとおりだ。

・ずっと仲よしでいてくれる人
・子供好きな人
・人の気持ちを考えられる人
・ずっと寝ても許してくれる人
・優しい人
・ペットから好かれる人
・楽しいことを共有できる人
・背中を押してくれる人
・価値観が同じ人
・女心をわかろうとしてくれる人

また『Quick Japan』’14年10月号では“結婚相手に何を求めますか?”という質問に対してこう答えている。

《誠実でいてくれればいいです。それこそ何かに一生懸命になってくれていたらいいなあと思います。(中略)自分のやるべきことに誇りをもって、一生懸命に生きている人がいいです》

さらに“一緒に子育てをするパートナーとしては?”という問いに対しても、こう続けている。

《子供を愛してくれればいいです。男性はたいてい働きに出るじゃないですか。(中略)でも、ここはお父さんだからこそ頼れるって思われる部分もちゃんとあるような、子どもの近くにいてくれる旦那さんだといいなあと思います》

■「お金よりもこの人と一緒に楽しいことを」

ドラマ以上に厳格な“婚前契約”。だが星野が結婚するということは、こうした条件をすべてクリアしたということだろう。そして、新垣にも変化が見られるようになったという。

「新垣さんは今回、事務所との契約形態を変更しています。一部では退社とも報じられましたが、実際はより自由に活動していくための変更だったようです。

背景にあったのは、考え方の変化でした。新垣さんの芸能人キャリアは長く、約20年になります。逆にいえば、世間を知る機会が少なかったということ。そのため、彼女は『今後は自分自身で生き方を選んでいきたい』と考えるようになったそうです。いっぽう、星野さんもまた’12年にくも膜下出血で2度の手術を経験。以来、『人生、一度きり。生かされたからには、もっと挑戦しなければ』と考えるようになったといいます。

新垣さんは現在、7社との広告契約を結んでいます。女優業も合わせると、年間で4億円以上を稼いでいるそうです。それほど成功したら、普通は『あとは現状維持で』と考えてもおかしくはありません。しかし同じく挑戦する星野さんがいたからこそ、『お金よりもこの人と一緒に楽しいことをしていきたい』と考えるようになったようです」(テレビ局関係者)

そうして結ばれた新垣と星野。星野がアルバイトをしていた東京・中野の沖縄料理店「あしびなー」の店主・金城吉春さんは、こう祝福する。

「源が結婚するってニュースを聞いてから、もううれしくて飲み続けですよ。19のときから6年くらい働いてたけど、今でもラジオで店のことを話してくれるそうです。

源はね、沖縄が好きなのよね。だから、ウチナーンチュの新垣さんはぴったりだと思います。沖縄の人ってさっぱりしていて、根が陽気。きっと、いい雰囲気の家庭を作ってくれるのではないでしょうか。落ち着いたら、ぜひ夫婦でお店に来てほしいですね」