山梨土産の新定番。果物を丸ごと使った新スイーツが誕生
山梨からスイーツの新ブランドが誕生!果物を無駄なく使うサスティブルな商品とは?
2021年4月、山梨市牧丘町に新しいスイーツショップ「和乃果 牧丘本店」が誕生した。「和乃果」とは山梨県が誇る高品質な果実をふんだんに使用した新スイーツブランド。「和乃果」の果は、山梨県の果実の「果」で、日本の果実という意味も込められている。果実は、芽吹きの時季、花の時季、実りの時季と、色・香り・味で楽しむことができる、日本の四季そのもの。世界に誇れる優しく美しい四季を「和乃果」のブランドを通して表現していくのだそう。
コロナ禍の農業・観光業活性化
和乃果では、高品質な果物を育まれている農家へのリスペクトを込めて、農業に付加価値をつけることで第一次産業を活性化させることを目指している。
また、ワインの産地としても知られる山梨県では年間1万トンものパミス(ワインの搾りかす)が大量に存在し、その多くが廃棄されてしまっている。和乃果ではそうした材料を有効活用しており、ひと手間加えることでおいしい菓子に生まれ変わらせている。
看板商品は本店限定「ロールケーキ」
注目は「まく」と名付けられたロールケーキ。山梨県産のフレッシュな果実をふんだんに使い、甘さをおさえた生クリームとともにまかれた贅沢なロールケーキだ。ジェノワーズの生地を白く薄くして、果実の魅力を存分に際立たせている。
生クリームは、タカナシ乳業の生乳100%。ジェノワーズは、山梨県北杜産米の米粉を使用している。買える曜日は土・日曜日で10本のみ、牧丘本店限定の予約販売だ。
※4月29日(木)から5月9日(日)までは毎日店舗にて販売(1日10本限定)
贈り物にもピッタリな小菓子3種
「まく」は本店での購入のみだがオンラインで購入できる小菓子も3種類用意されている。「まく」同様に作る工程がネーミングに使用されており、「つつむ」「はさむ」「おす」とそれぞれユニークな商品名だ。
ジューシーな「果実ショコラ」
「つつむ」はチョコレートを噛んだ瞬間にじゅわっとジュレが溢れ出すサプライズな一品。ワインを濃縮したジュレや苺のジュレ、黒七味のアクセントを効かせた荏胡麻(えごま)など、山梨の美味をていねいに閉じ込めている。スパークリングキャンディーの弾ける食感もお楽しみ。未体験のラグジュアリーな感動をお試しあれ。
チョコレートはフランス産の高級ショコラを、ワインのジュレは勝沼醸造の赤・白ワインを使用。苺のジュレは山梨県産の苺を使用している。
しっとり濃厚な「果実バターサンド」
「はさむ」はドライ仕立ての果物それぞれの個性をワインでやさしく引き出して、発酵バターで練り上げサブレで挟んだフルーティーなバターサンド。サブレからとろけだす果実の濃厚な旨味とバタークリームのハーモニーが絶妙だ。果実は、山梨県産のものだけをドライフルーツ仕立てに。ワインは、勝沼醸造の赤・白ワインを使用。
ほろほろと溶ける「果実干菓子」
「おす」はギュッと押し固められた果実干菓子。和菓子の落雁のような味わいだ。
フリーズドライされた四季折々の果実を、パウダーにして贅沢に使用。熟練の技で窮めたひと押しによる豊かな風味と口溶けは唯一無二。中でも荏胡麻(えごま)は、黒七味のスパイシーな辛さがアクセントになっていて面白い。
※牧丘本店 限定販売(今後ECも対応予定)
美しいパッケージにも注目
パッケージには、山梨県出身のろうけつ染めアーティスト・古屋絵菜さんが手掛けた「桃の花」のろうけつ染め作品を採用。今後、山梨県だけでなく世界に進出していくことを見据え、和のテイストを活かした美しいデザインに仕上げている。
2段重ね、3段重ねの構造になっており、食べ終わった後は小物入れとしても再利用できるのがうれしい。
山梨の新定番土産として話題になりそうな予感だ。
<店舗情報>
◆和乃果
住所 : 山梨県山梨市牧丘町西保下1126
TEL : 090-1842-7110
※時節柄、営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、お店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。
※新型コロナウイルス感染拡大を受けて、一部地域で飲食店に営業自粛・時間短縮要請がでています。各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いします。
文:食べログマガジン編集部 写真:食べログマガジン編集部・和乃果
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