洗面台の排水口掃除はヌメヌメや髪の毛づまりが気になる、“おっくう家事”のひとつ。
「そもそも汚れがつきにくい仕組みをつくるといいですよ」と話すのは、大阪の整理収納アドバイザーichigoさん。ご自宅で実践しているテクニックとおすすめアイテムを教えていただきました。


できれば触りたくない排水口汚れ

標準装備の排水栓をやめたら掃除が劇的にラクに!



洗面台には通常、水を溜めたり流したりできるポップアップ式の排水栓が標準装備されています。
最近はヘアキャッチャーと呼ばれる網のようなパーツがついているものが多く、うっかり放置するとヌメリや汚れがたくさんこびりついてしまいます。


「私も以前は歯ブラシでこするなどして汚れを落としていました。とても手間がかかりストレスを感じるので、思いきって封印。代わりにパンチングタイプの浅いゴミ受けをはめています」とichigoさん。


(左が標準装備の排水栓、右が現在使用しているステンレスゴミ受け)

「私が使っているのは、ホームセンターなどで売っている直径7cmのステンレスゴミ受け。じつは100円ショップでも類似品が販売されているのですが、パンチング部分が少ないので目詰まりしやすく、水の勢いが強いと浮いてズレてしまうことも。このゴミ受けは目詰まりせず快適です」

選ぶポイントはもうひとつ。
「ゴミ受けの直径を、標準装備の排水栓とほぼ同じにすることです。小さすぎると水の勢いでゴミ受けがズレてしまい、ゴミをキャッチしにくくなります」

●スポンジのゴミガードをプラスすれば、掃除の手間はほとんどナシ



パンチングゴミ受けに変えることで洗う部分が減り、黒い汚れなどもたまらなくなったそう。掃除の手間をさらに省くため、100円ショップの洗面台ゴミガードをゴミ受けの中に置いています。


「パンチング部分にたまるゴミをスポンジがキャッチしてくれるので、ゴミ受けがほとんど汚れません。わが家ではゴミ収集日に新しいものに取り替えています」


「洗面台のワンプッシュポケットに収納しているから、取り替えもラクちんです。1袋18個入りで、購入時は全部つながっている状態。補充するときにバラして入れておけばさらに手間なし!」

ichigoさん宅の排水口は、この2アイテムの組み合わせで掃除も取り替えも時短ですむようになったそう。皆さんもぜひ試してみてください。

<取材・文/佐藤望美>

●教えてくれた人
【ichigoさん】



ラク家事を追求する整理収納アドバイザー。大阪在住。「片づけ」「家計簿」「手帳」で楽しみながら暮らしを整えている。個人宅の整理収納サポートでは悩みをヒアリングし、ひとりひとりの暮らしに合った収納とラク家事アイデアを提案。ブログ「ぽかぽか日和」
ではラク家事のコツや収納テクニックなどを日々更新中。