大学資金は、学資保険と預貯金のどちらがおすすめ?今どきの貯め方
今どきの大学入学資金の貯め方でおトクな方法は?
「学資保険は元本割れするって聞くし、超低金利時代で預貯金には利息もほぼつかないし…」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
大学資金を貯めるなら、学資保険と預貯金のどちらがおすすめか、お金のプロに教えてもらいました。
大学入学資金の貯め方
昨年4月から私立高校の授業料が実質無償化(所得制限あり)となり、高校までの教育費負担はかなり軽くなりましたが、大学資金は従来どおり入学までに用意する必要があります。今の時代、どうやって貯めるかが、悩ましい問題です。
超低金利時代に入ってから、元本割れする学資保険が頻出しましたが、ここ数年、有利な商品が登場しています。
加入後、5年、10年といった短期間にまとまった保険料を払い込み、その後は据え置いて、高3の秋ごろ教育資金の支払いが始まるというもの(4〜5回に分けて年1回受け取るのが一般的)。
最初の短期間で払い終えた保険料が運用されることで、払い込んだ保険料総額よりも、受け取るお金の方が多くなり、貯蓄性がよくなるというわけです。
ただし短期間にまとまった保険料を払うので、月々の保険料は高めに。支払いが厳しい場合は児童手当を保険料の一部に充てるのがおすすめ。
ということで利息がほとんどつかない預貯金より、なるべく短期間で、まとまった保険料を払うタイプの学資保険の方が貯蓄性があっておトクといえます。
<イラスト/あべさん 取材・文/ESSE編集部>
●教えてくれた人
ファイナンシャルプランナー。新聞、雑誌、ウェブ、セミナー講師、講演、相談業務、金融機関へのアドバイス業務など幅広く活躍。近著に『病気にかかるお金がわかる本
』(主婦の友社刊・共著)がある。
「学資保険は元本割れするって聞くし、超低金利時代で預貯金には利息もほぼつかないし…」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
大学資金を貯めるなら、学資保険と預貯金のどちらがおすすめか、お金のプロに教えてもらいました。
大学入学資金の貯め方
大学資金を貯めるなら(学資保険)VS(預貯金)
昨年4月から私立高校の授業料が実質無償化(所得制限あり)となり、高校までの教育費負担はかなり軽くなりましたが、大学資金は従来どおり入学までに用意する必要があります。今の時代、どうやって貯めるかが、悩ましい問題です。
●貯蓄性が高く払い込み期間が短い学資保険を選ぶのがおトク
超低金利時代に入ってから、元本割れする学資保険が頻出しましたが、ここ数年、有利な商品が登場しています。
加入後、5年、10年といった短期間にまとまった保険料を払い込み、その後は据え置いて、高3の秋ごろ教育資金の支払いが始まるというもの(4〜5回に分けて年1回受け取るのが一般的)。
最初の短期間で払い終えた保険料が運用されることで、払い込んだ保険料総額よりも、受け取るお金の方が多くなり、貯蓄性がよくなるというわけです。
<加入後に短期間で保険料を払い終える学資保険の例>
・保険料払い込み期間 10年
・月々の保険料 2万3510円
・受け取り総額 300万円
・払い込み保険料の総額 282万1200円
・払い込み保険料と受け取り金の差額 17万8800円
・返戻率 約106.3%
※日本生命「ニッセイ学資保険」で試算。
※契約者:男性30歳 子ども:0歳、高校3年の秋以降から受け取れる。年1回、合計5回受け取り、「こども祝い金」なしの場合。
※子どもの年齢が低いうちに加入した方が返戻率が上がる。
・保険料払い込み期間 10年
・月々の保険料 2万3510円
・受け取り総額 300万円
・払い込み保険料の総額 282万1200円
・払い込み保険料と受け取り金の差額 17万8800円
・返戻率 約106.3%
※日本生命「ニッセイ学資保険」で試算。
※契約者:男性30歳 子ども:0歳、高校3年の秋以降から受け取れる。年1回、合計5回受け取り、「こども祝い金」なしの場合。
※子どもの年齢が低いうちに加入した方が返戻率が上がる。
ただし短期間にまとまった保険料を払うので、月々の保険料は高めに。支払いが厳しい場合は児童手当を保険料の一部に充てるのがおすすめ。
ということで利息がほとんどつかない預貯金より、なるべく短期間で、まとまった保険料を払うタイプの学資保険の方が貯蓄性があっておトクといえます。
<イラスト/あべさん 取材・文/ESSE編集部>
●教えてくれた人
【畠中雅子さん】
ファイナンシャルプランナー。新聞、雑誌、ウェブ、セミナー講師、講演、相談業務、金融機関へのアドバイス業務など幅広く活躍。近著に『病気にかかるお金がわかる本
』(主婦の友社刊・共著)がある。