最新の通信技術を使ってロボットを遠隔操作し水族館を見学する実証実験が26日、那須町の小学校で行われました。

この実証実験は最新の移動通信システム・5Gの将来的な活用に向けて県とドコモCS栃木支店が連携して行うものです。

今回は、大田原市にあるなかがわ水遊園と那須町の東陽小学校をアバターロボットを使ってつなぎました。

     

ロボットの遠隔操作は教室にあるパソコンで行います。

児童らはキーボードの十字キーを使ってロボットを移動させたりカメラを動かしたりしてさまざまな角度から水槽を見て回り、施設の職員に質問もしました。

こうしたシステムの活用は、学校が施設から遠く出向くのが難しい場合や新型コロナウイルスの影響があった場合など新しい見学様式への対応として期待されています。

県によりますと、今後5Gが広く普及すれば操作や会話の遅延がなくなり、より快適に使えるようになるといい来月中に課題を洗い出し、実験結果をまとめるということです。