足利の山林火災 消火活動続く 約170世帯に避難勧告
発生から4日目、足利市の山林火災は24日も燃え続け、朝から消火活動が行われました。
足利市西宮町の両崖山(りょうがいさん)周辺で続いている山林火災は発生から4日目を迎え、防災ヘリや自衛隊のヘリコプターのほか、消防による地上からの消化活動が行われました。
足利市のまとめによりますと、午後2時現在、両崖山の西側を中心におよそ50ヘクタールが燃えたということです。
両崖山にある御岳神社が全焼し、火の手は一時、ウメの名所「西渓園」まで50メートルに迫りましたが、これまでにけが人はいないということです。
市は今回の火災に伴う避難勧告を23日までに72世帯、さらに24日には本城1丁目の足利高校西側の80世帯、五十部町と大岩町の一部25世帯に追加で出し、住民に避難を呼びかけました。
避難所は、さいこうふれあいセンターのほか、第二中学校、三重小学校の3カ所に設置していて、午後2時現在、合わせて9世帯20人が避難しているということです。
近隣の学校では、第一中学校で休校になり、第二中学校と足利工業高校、足利高校、足利女子高校で24日途中から休校となりました。
24日午後5時までのとちぎテレビの調べでは、第一中学校と足利工業高校で25日も休校にするということです。
足利市では24日まで9日間連続で乾燥注意報が出されていて、宇都宮地方気象台の観測では火事が確認された21日は、湿度が観測史上最も低い12%でした。