ブルペン入りした楽天・田中将大【写真:宮脇広久】

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ノーワインドアップでの投球「あれでやっていきます」

 楽天に復帰した田中将大投手が7日、沖縄・金武町での1軍キャンプ第2クール2日目でブルペン入り。変化球を交え52球、力のこもった投球を見せた右腕の主な一問一答は以下の通り。

――初ブルペンの率直な感想は?

「疲れました。すごく見られているなと感じました。選手にとってはユニホーム着て投げることは正装なので気持ちは入る。最初のブルペンで注目され自然と力が入った」

――NPB球での投球については?

「多少ズレは色々ありますが、大きなズレじゃない。現状大丈夫かなと思います」

――マウンドについては?
「投手コーチ、監督も言っていたのですが『ここのマウンドが一番柔らかいぐらいだから』と言われていた。他はもう少し固いと言っていたので。ここで投げられていれば大丈夫かなと思います」

――ボールを受けた太田捕手や、若手と会話もあった
「僕も多分、若い時だったら自分からコミュニケーションを取ってと考える余裕なかったですし。自分から声かけていきながら気軽に、聞きやすい環境を自分が作っていかないと思います」

――今日の力の入れ具合は?
「今投げられる限りしっかり投げた」

――ノーワインドアップで投げていた
「あれでやっていきます。やっぱこれかなと」

――ブルペンで確かめたかったこと
「色々マウンドの感触を確認しながら。自分自身がどれだけ投げられるのか。球種1つにとっても、今の状態でどれだけ投げられるのか。捕手の構えたところに制球できるかとか」

ミット音は「向こう(アメリカに)行って気にならなくなった」

――マウンドの柔らかさ、投げやすさ
「やっぱり柔らかかったりすると軸足がつかなかったり、掘れたり動いたり微妙に力を入れるタイミングがズレる。自分が思っているように投げれないことで乱れたりするので、それをどう最小限に食い止められるか」

――変化球は一通り全て投げていた
「現状、自分が思っているより投げられた。良かったと思う動きもそうですし」

――投球後は太田と会話する姿も
「『すいません、あんまり音出せなくて』と。こっちからしたら音は鳴っていたので。音の事は気にしなくていいから、ストライクはストライク。際どい所をストライクとってもらえるキャッチングしてくれたらいいんで、と言いました」

――ミット音は気にならない?
「向こう(アメリカに)行って気にならなくなった。向こうはそんなの全然関係ない。逆に気持ちよくなっちゃうので、ああいうバチンと音なっちゃうと。力が入っちゃう自然と」

――ブルペンではいい音が鳴っていたが力は入った?
「入りましたよ。皆さんのせいですよ(笑)。そういう時こそオーバーワークにならないようにコントロールしながら。自分が思っている以上に投げられたのでそれは確実にプラス材料」(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)