日光市の大嶋 一生市長は25日、定例の会見を開き、新型コロナウイルスの感染拡大を受け中止された成人式の代わりに支援金と応援品を贈ると発表しました。

日光市では今月10日に成人式を行う予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い中止となりました。

この事態を受け市は、新成人の門出を祝おうと1人当たり2万円の支援金と市内の老舗洋食店「明治の館」のカレーなどの詰め合わせを贈ることにしました。

対象は日光市の成人式に参加するはずだった人に加え、市内の中学校を2016年3月に卒業した人などおよそ730人です。

市では26日から市長のメッセージとともに申請の書類を送り、申し込みがあり次第、支援金は原則、口座振り込みで応援品は宅配するということです。

一方、大嶋市長はGOTOトラベルの全国一斉停止で再び苦境に立つ観光業について、今は我慢の時と強調しました。