2020年に大ブレイクした23歳のテニス選手が語る「オリンピックは特別」

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2020年シーズン最多となる5回の優勝を遂げたアンドレイ・ルブレフ(ロシア)。彼はオリンピックについてどんなアスリートにとっても特別な、一大イベントだと語った。ウェブメディアEssentially Sportsが報じている。

昨年大ブレイクしたルブレフは、2021年の目標について、グランドスラムやその他の大きな大会で競うことも楽しみだが、母国の代表選手として戦うことのできるオリンピックは、いわば聖杯だと語った。


インタビューでルブレフは、テニス選手なら誰もがグランドスラムのような大きな大会を目標としているが、オリンピックで自国の旗のもとに戦うことはまた違う感情だと話した。


「テニスを他のスポーツと比べることは難しい。テニスではほぼ毎週のように大会があり、グランドスラムやマスターズ1000といった大きな大会が世界中で開催される。それがテニスの素晴らしいところだ」


「他のスポーツでは、ワールドカップとかユーロ選手権、オリンピックといった大きな大会への準備に半年かけるようなものもある。テニスではそんな大きな大会が毎年、ほとんど毎月あるんだ。それはすごくクールだと思う」


「それでもオリンピックはオリンピック、いつだって特別だ。信じられないような記憶に残る体験、だって国の代表として戦うんだから」


ルブレフは4年に一度自国を代表して戦うことは、言葉では言い表せないと言う。


「他とは違う感情、違う感動だ。他のアスリートたちとのオリンピック村での生活。その感覚は言葉では言えないよ。それも4年に一回しかないんだ。ものすごく大きなストーリー、特別なことだ。アスリートにとって特別な瞬間だよ」


「他の大きな大会だったら、早いラウンドで負けると腹が立つ。でもオリンピックは、参加できるだけでも立派な、光栄なことだ」とルブレフは結んだ。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「ATP500 ウィーン」でのルブレフ
(Photo by Thomas Kronsteiner/Getty Images)