400mで12頭ごぼう抜き 英競馬での豪脚炸裂に現地実況興奮「まるで飛んでいるようだ」
前を行く12頭をわずか400mでごぼう抜き、ファンも仰天「とんでもないな」
英国で行われた競馬のレースでとんでもない差し切りが決まった。現地時間1日の直線1200メートル戦で、残り400メートルの時点で13頭立ての最後方。そこから末脚を爆発させ、馬群を縫うようにして前を走る馬をごぼう抜きして1着でゴールした。実際のレースシーンを現地メディアが公開。英ファンを驚愕させていたが、現地実況も「まるで飛んでいるようだ」と衝撃ぶりを伝えている。
日本でも時折炸裂する豪快な追い込み。英ニューカッスル競馬場での一戦でも衝撃的な後方一気が決まった。道中は馬群の最後方を追走するロハーン。1200メートルのスプリント戦で、残り400メートル時点でもまだ一番後ろだ。勝負は前を行く馬で決まり、ロハーンは蚊帳の外……。多くのファンはそう思っていただろうが、違った。
残り400メートルを切ったあたりから、ロハーンのエンジンに火が付いた。馬群を縫うように1頭、また1頭とかわしていく。残り200メートルの時点で6番手まで浮上。ここにきて明らかに手応えが1頭違っている。さらに最後の末脚で前を行く馬を飲み込んでいく。ゴール板の手前で先頭に立ち、最後は2馬身程度の差をつける快勝だった。
英専門メディア「アット・ザ・レーシーズ」公式ツイッターでは実際のレース映像を公開。現地の実況アナウンサーは衝撃の差し切りを「はるか後ろからローハンがやってくる」「まるで飛んでいるようだ」と驚きをもって伝え、「なんて快適そうに走っているんだ」「ローハンは勢いを止めることなくゴールした」とヒートアップしていた。
投稿のコメント欄にも英ファンから「信じられない」「競馬じゃない何かを見ているよう」「最高級の走り」「めちゃくちゃかっこいい走り」「とんでもないな」などと反響がさらに拡大していた。
日本でもブロードアピールのもの凄い差し切りなどは20年経った今でも語り草となっているが、いつの時代も目の覚めるような豪脚にファンは心を奪われるようだ。(THE ANSWER編集部)