神戸、イニエスタが1G1Aの活躍で広州恒大を撃破! 3-1勝利でACL決勝T進出を決める
古橋、ドウグラス、イニエスタのゴールで広州恒大を破る
ヴィッセル神戸が日本勢としてAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で最初の決勝トーナメント進出を決めた。
25日の広州恒大戦、神戸は元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタの1ゴール1アシストの活躍などで3-1の勝利を収めた。
新型コロナウイルスの影響で3月に中断された大会は、先日にカタールでの集中開催として再開。神戸と同組のジョホール・ダルル・タクジムがマレーシア政府による渡航許可が下りずに辞退したため、2月の2連勝のうちジョホール戦は無効に。それでも、このゲームに勝利すればグループ突破という状況でこのゲームを迎えた。
カタール入り前のJリーグを5連敗とチーム状態に不安のあった神戸だが、このゲームにはイニエスタとベルギー代表DFトーマス・フェルマーレンをスタメン起用。FWドウグラスを切り札としてベンチに置いた。
試合開始からサイドを広く使う神戸と、個の能力での単発的な突破でゴールに迫ることを狙う広州という構図になった。ビッグチャンスの多い試合展開ではなかったものの、ハーフタイム直前のワンプレーでゲームは動いた。神戸は左サイドへサイドチェンジすると、ペナルティーエリアに入ったところで受けたイニエスタが、右足でのプレーを意識させつつ縦に突破。マイナスのラストパスを出すと、FW古橋亨梧が蹴り込み1-0で前半を終えた。
後半開始1分で広州に攻め込まれた神戸は波状攻撃を受けたものの、クロスバーにも救われて失点せずに済んだ。しかし、同10分にコーナーキックをクリアしようとしたDF山川哲史の頭に当たったボールはふわりと神戸ゴール方向へ。クリアしようとした古橋が何とか頭に当てたが、ゴールポストに当たったボールはそのままゴールへ転がり込んで1-1の同点となった。
その後は両チームが一度ずつ決定機をふいに。神戸は切り札のドウグラスを投入すると同29分、MF山口蛍の縦パスを中盤で出場したDF西大伍がフリック。それを受けて抜け出したドウグラスが左足シュートをニアに決めて2-1と勝ち越した。
さらに同39分、ドウグラスのラストパスを受けたイニエスタは、シュートを一度は弾かれたもののこぼれ球を再びシュートしてゴール。3-1で勝利を収めた神戸は、記録上は2連勝の勝ち点6に。2試合を残して水原三星(韓国)を交えた3チームで最下位に落ちる可能性が消滅し、決勝トーナメント進出が決まった。
(Football ZONE web編集部)