井ノ原快彦&道枝駿佑
 - (C) 2020「461個のおべんとう」製作委員会

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 関西ジャニーズJr.内のユニット・なにわ男子に所属する道枝駿佑が、公開中の映画『461個のおべんとう』で、等身大の悩める高校生を魅力たっぷりに演じている。

 バンド「TOKYO No.1 SOUL SET」の渡辺俊美によるエッセイ「461個の弁当は、親父と息子の男の約束。」を映画化した本作は、ジャニーズ事務所の先輩である井ノ原快彦が主演を務める作品。息子が高校生となり、毎日お弁当を作ることを約束したシングルファーザーの一樹(井ノ原)と、思春期の息子・虹輝(道枝)の親子の絆を描く。

 人一倍気を遣う虹輝は、両親の離婚についても自分の気持ちを後回しにしてしまう優しい性格。しかし、受験に失敗して1年遅れで高校生となったことでクラスメイトから距離を置かれ、家では社交的で陽気なミュージシャンの父・一樹に劣等感を抱くなど、自分に自信が持てないでいる。時に感情的になりながらも、さまざまな壁を自分なりに超えていく虹輝を、現役の高校生の道枝がわずかな目線の動きやしぐさで繊細に表現している。

 道枝は、2017年のドラマ「母になる」の実母でない女性に育てられた少年・広という難役で注目を浴び、「俺のスカート、どこ行った?」「BG〜身辺警護人〜」(第2弾)と話題作に出演。現在放送中の「メンズ校」では、なにわ男子全員で主演を務めている。また、関西ローカルではなにわ男子として冠番組を持ち、初の全国ネット冠番組「なにわ男子と一流姉さん」(1クール限定)がスタートしたばかりと勢いは留まることを知らない。

 そんな道枝は、本作のインタビューで「マルチに活躍できる人になっていたいという思いは常にあります。アイドルもそうですけど、バラエティー番組に出たり、お芝居したり。“なんでもできる人”ってジャニーズの先輩方にもたくさんいらっしゃるじゃないですか。俳優業も含めて、極めていきたいです」と未来像を語っていた。来年3月には高校を卒業し、年を重ねて役の幅も広がっていくはず。そんな彼のいましか見ることができない、本作での等身大な高校生役を目に焼き付けておきたい。(編集部・梅山富美子)