バイエルン・ミュンヘンは火曜夜に行われたロコモティフ・モスクワ戦でも勝利を収め、チャンピオンズリーグ12連勝を達成こそしたものの、試合内容自体はジョシュア・キミヒは認めたように、「ベストパフォーマンスとは、呼べるようなものではなかった」

 ドイツ代表DFは今回の勝利について、「努力の結果」との見方を示しており、「確かに試合自体に華々しさはなかったかもしれないけど、でもそれでも僕たちとしては勝利を持ち帰る」と強調している。

 ロコモティフ・モスクワ自体のパフォーマンスも、「決して悪いものなどではなく」、相手に対する賛辞も贈ってはいるものの、それでもバイエルンとして「うまく戦えていなかった」ともコメント。うまくプレッシャーをかけられず、相手に危険なカウンターを許し、守備陣の背後をロングボールで突かれる場面も見受けられた。

 守備陣ではがたつきをみせ、またオフェンス面でも「僕も含めて、もっと試合を早く決めなくてはいけなかったと思う」と振り返ったように、この試合では好機を一する場面も。だが最後はゴールを背にした状態でボールを受けたキミヒが、反転し20mの距離からゴール隅へと突き刺す見事なボレーで勝ち越し点。これが決勝点となり、バイエルンはCL13連勝、アウェイ戦では14戦無敗、そしてGL自体では18試合連続無敗を記録したことになる。