島根県初の新型コロナ倒産、イベント等企画のワンダフルが破産開始
47都道府県全てで新型コロナ関連倒産が発生
ワンダフル合同会社(TDB企業コード:274022339、資本金51万円、島根県松江市浜乃木4-5-1-503、代表齋藤かおり氏)は、9月30日に松江地裁より破産手続き開始決定を受けていたことが、10月9日わかった。破産管財人には、福島薫弁護士(島根県松江市末次本町46、福島法律事務所、電話0852-67-2300)が選任されている。
しかし、事業を立ち上げた当初から経費の支出が先行して、初年度に約999万円、2年目に約519万円の赤字を余儀なくされ、財務内容は債務超過の状態にあった。こうしたなか、2019年に知夫村からの委託契約が失効したほか、2020年3月に東京で開催する予定であった牡丹の花のイベントが新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止となったため、先行きの見通しが立たなくなり、事業の継続を断念した。
負債は約2200万円。
島根県では初の新型コロナウイルス関連倒産、帝国データバンクの集計で47都道府県別で最後の県での発生となった。中国地方では30件目となる。