6月4日、『報道ステーション』に復帰した、富川悠太アナウンサー

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《ここまでする必要あるのかな。まるで公開処刑》
《なんか罪人みたい><なんで謝るの?》
《本人だってかかりたくて感染したわけじゃないのにかわいそう》
《弁解のVTRとかいいから他のニュースやってよ!》

【写真】ちょっとかわいそう? 番組内で深々と頭を下げる富川悠太アナ

 新型コロナウイルスに感染し、療養していたテレビ朝日の富川悠太アナウンサーが、4日、自身がメインキャスターを務めるテレビ朝日の報道番組『報道ステーション』に復帰。冒頭は放送後、ネットにに上げられた視聴者の声の数々だ。

 富川アナは4月11日に感染が発覚。数日前から発熱やたんが絡む症状があったものの、平熱に戻ったため4月9日まで番組に出演していた。連日、感染注意を呼びかけていた立場だっただけに、視聴者からは多くの批判を浴びる結果となった。

15分以上にも及ぶ“特集”にうんざり

 そんな中、56日ぶりに番組復帰を果たした富川アナだが、その表情は硬く、スタジオの雰囲気も重苦しく終始“お通夜”ムード。

 番組中盤では「私自身の感染について、感染拡大を防ぐことができなかったことについて、お伝えしてまいります」と時間が設けられ、そこでは陽性が判明するまでの間、いつ、どこで何をしていたのか、社内での様子やプライベートの行動も含めて細かく説明された。

 さらに感染発覚後に入院先の病院で“自撮りレポート”をする映像も。最後、映像はスタジオに戻り、3つの反省点を大きく掲げたパネルを横に、再び深く頭を下げた富川アナ。こうして15分以上にもわたる“特集”はようやく終わったのだ。

「確かに、発熱など異変を感じながらも番組に出演していた富川アナにも非はあるかもしれません。でも彼は、少なからずその異変をプロデューサーにはLINEで伝えていたといいます。報告した時には平熱に戻っていたりと判断が難しかったかもしれませんが、最終的に出演をさせたのは番組サイド。それなのに、彼にすべて“釈明”をさせるというのはいかがなものか。それに彼一個人のことをこんなに延々と流されても、というのが正直な感想でした。番組サイドと視聴者が求めているものの間に、温度差を感じましたね。

 まぁ、追い討ちをかけるように、富川アナは自宅療養中に家庭内トラブルで警察沙汰になったことが週刊誌で報道されてしまい、復帰も絶望的という噂もあったくらいですから、こういった弱々しい姿を見せるしかなかったのかもしれませんが……」(テレビ誌ライター)

「感染した人=悪人」
という誤解を助長させてしまう

 多くの視聴者に“そうじゃない感”を与えてしまった昨日の放送。なかには、「反省は必要だが、謝罪は違うのでは?」と言う声も。

「彼の“反省点”はこれから私たちがコロナと共存していく上で必要な情報かもしれません。でも、反省と謝罪は別。番組としてそんな意図はなかったとしても、これでは見ている側に“感染した富川アナが悪かった”という印象を強く与えてしまう。テレビに出ている彼がそんな公開処刑のような扱いをされてしまうと、コロナ禍で問題視された感染者=犯罪者扱いといった誤った認識を助長させてしまうのではないかと心配です」(スポーツ紙記者)

 最後に、「今後は初心に戻り、ニュースに地道に向き合っていきたい」と言い、現場取材にも出たいとコメントした富川アナ。今回の謝罪、そしてその誓いはいったい、誰に対するものなのか。今後、富川アナ、そしてテレビ局に求められるものはーー。