レッズからFAとなっているヤシエル・プイグ【写真:Getty Images】

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アダム・ジョーンズに続く超大物助っ人のNPB入りはあるか?

 新型コロナウイルスの感染拡大により開幕が延期となっている日本のプロ野球。今季はオリックスにアダム・ジョーンズ外野手、ソフトバンクにマット・ムーア投手が加入し、メジャーの大物選手が来日するという楽しみなシーズンとなるはずだった。

 MLBではここ最近、大物選手たちの契約が高騰している影響で、トップクラスの選手であっても、なかなか契約がまとまらないことが頻発している。なかなか契約が決まらず“宙ぶらりん”になることを嫌い、ジョーンズのように日本でのプレーを希望する選手も出てきた。

 日本同様に開幕が延期となっているメジャーリーグでは、実績十分の大物選手でいまだに今季の所属先が決まらずFAとなったままの選手もいる。そこで、ここでは、この先もしかしたら、NPBに来るかもしれない? 大物FA選手をピックアップしてみた。

 その1人がまだ29歳と働き盛りのヤシエル・プイグ外野手。“暴れ馬”としても知られるプイグは昨季途中にレッズからインディアンスにトレードされ、オフにFAとなった。昨季もメジャーで24本塁打を放ち、2013年のメジャーデビューから7年間で132本塁打を放っている。ジャイアンツと契約間近と米国内で報じられているが、果たしてどうなるか?

 まだ26歳と若い遊撃手のアディソン・ラッセル内野手もFAのままだ。2015年にカブスでメジャーデビューしたラッセルは2016年には21本塁打を放ち、オールスターにも出場した。ただ、家庭内暴力で2018年オフに40試合の出場停止処分。昨季でカブスをFAとなると、今季の所属先はまだ決まっていない。

メジャー通算218本塁打のトランボや本塁打王2回のバティスタらもFA

 2016年のメジャー本塁打王で通算218本塁打を誇るマーク・トランボ外野手やメジャー通算144本塁打のメルキー・カブレラ外野手もまだFAのまま。本塁打王2回、球宴6度出場のホセ・バティスタ外野手もFAだが、39歳という年齢がネックになるか。

 投手ではどうか。若いところで言えば、マット・ハービー投手やヘンダーソン・アルバレス投手が挙がる。まだ31歳のハービーは2015年にメッツで13勝をマークした経験を持つ。昨季エンゼルスで大谷翔平投手とチームメートでシーズン途中に放出され、アスレチックスへと移籍しオフにFAとなっている。

 アルバレスは2013年にノーヒットノーランを達成し、2014年には12勝をマーク。ただ2015年以降は故障が続き、アスレチックス、フィリーズ、ナショナルズと渡り歩きながらなかなか結果は残せず、2019年7月にナショナルズから放出された。

 33歳のアンドリュー・キャッシュナー投手はメジャー通算300試合登板を誇る右腕。先発、中継ぎ双方でカブス、パドレス、マーリンズ、レンジャーズ、オリオールズ、レッドソックスでプレーして57勝をマーク。レッドソックスから2019年オフにFAとなり、現在も所属先は決まっていない。

 この他にも37歳で通算149勝を誇るアービン・サンタナ投手や99勝を誇る左腕ジェイソン・バルガス投手といったベテランではあるものの、実績十分な投手たちもまだ所属先が決まっていない。まだ開幕が見えないプロ野球だが、バリバリのメジャーリーガーたちが来日するのも楽しみにしたい。(Full-Count編集部)