フェデラー 不適切な言葉を叫び警告を受ける。怪我の心配も
「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月20日〜男子2月2日・女子1日/ハードコート)大会9日目。男子シングルス準々決勝で、第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)が世界100位のテニス・サングレン(アメリカ)と対戦。試合は現在第5セットの途中だが、フェデラーが不適切な言葉を叫び、警告を受ける場面が珍しくあった。
それは第3セット第3ゲームでのこと。1ブレークダウンとされたフェデラーは0-40のチャンスを作る。1本目をしのがれ、2本目もバックハンドをネットにかけると、ミスをしたフェデラーは何かを叫んだ。
すると、フェデラーの背後にいた線審が主審に何かを報告へ。その後、フェデラーは警告を受けた。どうやら叫んだ言葉は不適切な内容だったようだ。フェデラーは「ステファン・エドバーグ・スポーツマンシップ賞」を13回受賞しており、彼にしては珍しい場面だった。
納得がいかないフェデラーは線審に詰め寄り、主審にも抗議。フェデラーは結局このゲームでブレークバックすることができなかった。
またこの直後、フェデラーはメディカルタイムアウトを取る。コート上で治療できない箇所のため、一度ロッカールームへ引き上げ、10分近く時間がかかった。フットワークは落ち、ファーストサーブのスピードも落ちていた。
それでもフェデラーは奮起。第3セットを落とすものの、第4セットは合計7本のマッチポイントをしのいで、最終的にタイブレークを制した。
現在フェデラー対サングレンは第5セットに突入。第4セットまでのスコアはフェデラーから見て6-3、2-6、2-6、7-6(8)となっている。
(テニスデイリー編集部)
※写真は「全豪オープン」でのフェデラー(手前)
(Photo by Morgan Hancock/Getty Images)