今度はバンビ! - 映画『バンビ』(1942)より
 - Walt Disney Pictures / Photofest / ゲッティ イメージズ

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 アニメーション映画の古典『バンビ』(1942)の実写映画化を、米ディズニーが進めていると The Hollywood Reporter などが報じた。

 『バンビ』は、“森の若きプリンス”として誕生した小鹿のバンビが、愛する母の死、山火事の恐ろしさなどを経験しながら立派な雄鹿へと成長していくさまを描いたアニメーション映画。第15回アカデミー賞では歌曲賞など3部門ノミネートを果たしている。近年『アラジン』『ダンボ』『美女と野獣』など自社アニメーション映画の実写化に力を入れているディズニーの次の一手となる。

 内部関係者によると、ディズニーは実写版『バンビ』は、昨年公開の『ライオン・キング』(動物たちも風景も実写にしか見えないCG)や2016年公開の『ジャングル・ブック』(主人公の少年以外CG)のような仕様にする予定とのこと。脚本家として、『キャプテン・マーベル』のジェニーヴァ・ロバートソン=ドウォレットと『シエラ・バージェスはルーザー』のリンジー・ビアが雇われている。二人は大作に引っ張りだこの脚本家で、ビアはハローキティ初となるハリウッド映画(ワーナー)、ロバートソン=ドウォレットは『アルテミスと妖精の身代金』(フォックス/ディズニー)、そして共に『ワイルド・スピード』シリーズの女性スピンオフ(ユニバーサル)などを手掛けている。

 プロデュースするのは、全米でスマッシュヒットとなったインディー映画『フェアウェル』などで知られる制作会社デプス・オブ・フィールドで、同社はディズニーと実写版『ピノキオ』(監督は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのロバート・ゼメキス)の制作も進めている。(編集部・市川遥)