再びレッドカードを受け退場処分となっていた、バイヤー・レヴァークーゼン所属のレオン・ベイリーだが、ドイツサッカー連盟スポーツ裁判所は月曜、同選手に対して3試合の出場停止と、さらに罰金処分を科す判断を下した。

 今シーズンはここまでリーグ戦8試合に出場して3得点、そして2つのレッドカードを受けているジャマイカ代表ウィンガー。土曜日に行われたケルン戦では、ちょっとした小競り合いからベイリーが、エヒジブエの顔に手をぶつけて一発退場。

 特にこの試合でレヴァークーゼンは、すでにドラゴヴィッチが意図的なファウルで相手を止めて退場処分を受けていただけに、このベイリーによる軽率な退場劇には、主将ベンダーも試合後「謝罪を求める」と厳しく非難、マネージャーを務めるルディ・フェラー氏も「言葉がない」と呆れ返っていた。

 そして月曜日にドイツサッカー連盟スポーツ裁判所は、ベイリーに対して3試合の出場停止処分と2万ユーロの罰金を請求。これにより同選手はヘルタ戦、マインツ戦、そして来年に迎える後半戦の開幕戦デュッセルドルフ戦でも欠場を余儀なくされることになる。

 

 なお「愚かな」ベイリーの退場処分は、前回の退場劇も同様だ。第10節グラードバッハ戦でのロスタイムにて、サイドラインで転倒した後に、相手MFパトリック・ヘルマンを横から蹴ったことから退場。当時もフェラー氏は、今回の退場について「馬鹿げている」、「あまりにも無駄なものだ」と苛立ちをあらわにしていた。

ベイリーは、既に信頼回復へと動く

 
 kickerが得た情報によればベイリーは、試合の帰りのバスの中で既にチームメイトらに謝罪を行うなど信頼回復へと努めており、チーム内からの2万ユーロの罰金についても言い訳することなく受け入れている模様。なおバスの中でベイリーは退場の場面について、決して相手の顔を狙ったのではなく、払ったものが不運な形で向かってしまったことを強調した。