オーストリア代表参加中に応じたインタビューにて、FCアウグスブルクからの移籍希望を公言しクラブから出禁を受けていたミヒャエル・グレゴリッチュが、水曜日から再びチーム練習へと復帰した。クラブ首脳陣との話し合いの中で、同選手は今回の一件について謝罪。ただし移籍への希望気持ちについては、恐らくは変化することはないだろう。

 「FCアウグスブルク、チーム、そしてファンの皆さんに、僕の発言とそのとってしまった手法について謝罪させて欲しい。」と、クラブからの発表の中でで同選手はコメント。「個人的な状況に対する苛立ちは、決して公の場で口にするべきものではなかった。チーム内でしっかりと伝えなくてはならないものだよ。そのことをとても後悔している。それに首脳陣とはこの夏にもとても良い話し合いをしていたし、アウグスブルクは常に清廉潔白な姿勢をみせてくれていた」と言葉を続けている。

 マネージャーを務めるシュテファン・ロイター氏は、「話し合いはオープンかつ誠実なものだった。彼が悔いているという確信を得られたよ」と説明。「謝罪の言葉を口にしていたし、彼をこれ以上チームから外し続ける理由もない。自身の行動がチームスポーツにおいて、決して正しいものではなかったと自覚しているよ」との見方を示した。
 
 ただこの夏にブレーメンへの移籍を目指していたグレゴリッチュは、シーズン当初に精彩を欠いたパフォーマンスでマルティン・シュミット新監督より定位置から外されており、来夏に控えるユーロ2020出場に向けても移籍希望は理解できるものだとは言えるだろう。指揮官もその苛立ちについては理解を示しており、ロイター氏は「彼にチャンスを与える。あとは結果をピッチで出して欲しい」と語っている。