大立ち回りを演じたとされるピックフォード。相手はサンダーランドの宿敵ニューカッスルのファンだったとも。(C)Getty Images

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 4月1日、パブの店外と思わしき路上で、男たちがケンカをしている動画がSNSで拡散された。乱闘していたひとりは、エバートンに所属するイングランド代表GKのジョーダン・ピックフォードだとみられている。

 英紙『Telegraph』によると、ピックフォードはチームが勝利した3月30日のウェストハム戦の後、クラブの許可を得たうえで地元サンダーランドへ向かった。もともとは、古巣サンダーランドがポーツマスと対戦したチェックトレード・トロフィー決勝を観戦するためだったようだ。だが、ピックフォードは予定を変更。家族や恋人の家族と母の日を祝うことにしたという。
 
 問題の事件は、その後、ピックフォードがパブに飲みに行った時に起きた。動画では、ピックフォードと思わしき男が殴り合いをして、周囲から力づくで引き離される様子が映しだされている。

 Telegraph紙は、ピックフォードは店内で揶揄され、それが徐々に加熱し、さらに恋人まで標的になった模様と報道。代理人は選手がケンカに巻き込まれたことを認めていると伝えた。警察も通報を受けて動いたが、逮捕者は出ていない。

 ピックフォードに近い筋は、「誰もあのようなものは見たくないが、見た目ほどひどくはなかった。10秒で終わったことだ」とも述べている。

「彼はパブで一杯やりながら試合を見ようと出かけ、そこで挑発されて少しカッとなったんだ」

 昨年のロシア・ワールドカップでは、イングランドの正守護神として大活躍を見せたピックフォード。だが、スポットライトを浴びるようになった今シーズンは、ストレスを感じていると言われ、エバートンのマルコ・シウバ監督も先日、「もっと感情的なバランス」が必要だと話していた。

 この一件でクラブは調査に乗り出す模様だ。結果が待たれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部