エフゲニア・メドベージェワ【写真:Getty Images】

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インスタグラムの動画で肉声メッセージ

 フィギュアスケートのロシア杯ファイナルは22日、女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位の平昌五輪銀メダリスト、エフゲニア・メドベージェワが146.01点、合計222.90点で復活の今季初Vを飾った。3月の世界選手権代表3枠目に前進したメドベージェワは、試合後にインスタグラムを更新。ファンへ肉声で感謝のメッセージを伝えている。

 2017年10月のグランプリ(GP)シリーズ・NHK杯以来、実に1年3か月ぶりとなる優勝を飾った2度の世界選手権女王。メドベージェワは試合後、インスタグラムのストーリー機能でファンへ向け、感謝のメッセージを送った。

「今日私たちは、あなたとひとつの目標に向かいました。あなたたちが思いやりがあったことにありがとうと言いたいです。私は今、いつも私とともにそして、自分の側にいてくれる人たちとやりとりしています」

 こう切り出したメドベージェワ。ロシア杯ファイナルが行われた2日間は、自身にとって大切なイベントだったと触れ、メダルよりも「自分自身を乗り越えることができたことが嬉しいです」とも語っている。

「10%だけ自分のために」、残りはすべてファン、家族、国のために…

 ファンとチームへの感謝も示し、「今日私は、自分自身とあなたたちに、ここで止まらず先に進むことを約束します」。さらに自身のスケーティングには満足していないことも伝えている。

 そして「私はあなたたちが私を信じてくれてうれしいです。あなたたちは私の力です、あなたたちは私の力です」とファンへの感謝を繰り返して強調。「フィギュアスケートで私は10%だけ自分のためにやります。残りのすべてはあなたたちのため、自分の家族のため、国のためにやります」と思いを伝えた。

 苦しみを乗り越えて掴んだ栄冠。ISU公認大会ではないとはいえ、復活を示したメドベージェワ。現地の報道では代表3選手の正式発表は25、26日のどちらかと伝えられており、吉報が待たれる。(THE ANSWER編集部)