鷹・柳田が異例の選出 NPB所属なのに…NY紙特集「MLBで最も興味深い50人」に登場
今季終了後の“メジャー挑戦候補”には筒香、山田、則本の名前も
メジャーリーグはキャンプインを間近に控え、各メディアは今シーズンの様々な予想を挙げている。ニューヨークの地元紙「NYポスト」は毎年恒例となっている「MLBで最も興味深い50人」を特集。エンゼルスの大谷翔平投手、そしてNPB・ソフトバンクに所属する柳田悠岐外野手が異例の選出となった。
昨年の同企画では見事1位に輝いた大谷。二刀流を成功させ、新人王を獲得するなど“予想的中”となったが2019年は10位にランクインしている。記事ではメジャー1年目の活躍を振り返りながら「オオタニは登板する必要がなく、DHに専念したらどのような成績を残すだろうか? 彼は昨年OPS+152であり、350打席以上のメジャーリーガーの中で7位だった」と打者・大谷に期待を込めている。
そして意外な選出だったのは17位にランクインしたソフトバンクの柳田。「MLBで興味深い」としながらも現在、NPBに所属する選手が異例の選出となった。昨年11月の日米野球で大活躍した和製大砲を「メジャーリーガーたちと対戦した選手の中で、この左打者の中堅手が一番素晴らしかった」と大絶賛している。
だが、柳田は複数年契約を結んでおり球団もポスティングは認めない方針であることから記事では「今季終了後にメジャー挑戦を目指す可能性がより高い日本人スターたちは次の通りである」と、3人の日本人選手の名前を追加している。
楽天の則本昂大投手、DeNAの筒香嘉智外野手、ヤクルトの山田哲人内野手を“メジャー予備軍”とし「ヤクルトスワローズは過去に選手をポスティング申請しているため、最も可能性が高いのは彼かもしれない」と、山田哲を最有力候補に挙げていた。
〇2019年MLBで最も興味深い50人のトップ10は以下の通り()内は昨年の順位
1位 ロブ・マンフレッド、MLBコミッショナー(3)
2位 トニー・クラーク、選手会専務理事(6)
3位 ブライス・ハーパー、FA(4)
4位 マニー・マチャド、FA(9)
5位 デレク・ジーター、マーリンズCEO(5)
6位 アレックス・コーラ、レッドソックス監督(ランク外)
7位 ブロディ・バンワグネン、メッツGM(ランク外)
8位 ジョー・マドン、カブス監督(50)
9位 ブラディミール・ゲレーロJr.、ブルージェイズのプロスペクト(父と共に18位)(Full-Count編集部)