加湿空気清浄機の品薄の店舗が続出

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 今年1月1週(12月30日〜1月6日)に注意報レベルだったインフルエンザは、2週(1月7日〜13日)から一気に警報レベルに引き上げられ、全国で猛威を振るっている。少しでも感染を防ごうと、部屋の乾燥を抑えるための加湿空気清浄機の需要が高まり、家電量販店の店頭ではモノによっては在庫が品薄になっている。

 例えば2月8日14時現在、パナソニックの木目調デザインが特徴のナノイーX搭載の加湿空気清浄機 F-VC70XR(空気清浄適用面積31畳)が、ヨドバシカメラの全店で「お取り寄せ」となっており、入手が困難になっている。

 ビックカメラでも、シャープの最新機種のプラズマクラスター25000搭載のKI-JX75(PCI適用面積21畳)の在庫状況は「お取り寄せ」や「在庫残少」の店舗が多く、「在庫あり」は池袋本店だけとなっている。

 もちろん、商品によっては「在庫あり」が多いものもあるが、「お取り寄せ」や「在庫残少」と表示された商品の多さが目立つ。

 日本電機工業会(JEMA)の1月の最新集計データは発表されていないが、空気清浄機の2018年暦年の国内出荷台数は前年比8.6%増となり、白物家電の中で最も高い伸び率を記録し、2位のエアコンの8.1%増を上回った。(BCN・細田 立圭)