2日放送、関西テレビ「せやねん!」では、大相撲初場所で初優勝を飾った関脇・玉鷲にインタビュー。優勝した夜のエピソードや、意外な女子力の高さを伝えた。

史上2番目の年長記録となる34歳で優勝を果たした玉鷲。だが、パーティーで酒を楽しんだりすることはなかったという。「優勝してから、NHKに行って、そこから息子を迎えに行った」からだ。

玉鷲は優勝を決めた千秋楽の日に夫人が第2子を出産。そのため、優勝したばかりでも「お風呂に入れなきゃいけない、歯を磨かなきゃいけない」と、“パパ業”に忙しかったのだ。

番組では、玉鷲が好きだというクッキーを土産に用意。じつは、玉鷲は洋菓子づくりの腕前がプロ級という。母親がつくるのを見て育ったという玉鷲は、「食べさせるのが喜び」と話す。今年の正月も、自作のケーキを家族に振る舞った。

ただ、玉鷲の女子力はお菓子づくりにとどまらない。手芸が趣味で、同年代の平均(47.03キロ)を圧倒する握力(91キロ)の持ち主ながら、この日も現在作成中という刺繍の枕カバーを披露した。

そんな玉鷲だが、片男波親方は「納得したことじゃないとやらない」と、頑固な性格と明かす。その玉鷲を動かすには、「家族のために…」と説得するという。すべての根源は「家族愛」にあるのだ。

場所後に家族と旅行に行くという玉鷲は、初土俵から1151連続出場という現役最多記録を持つ。休みそうなときも、家族と旅行に行くために頑張って歯を食いしばって出続けるという。

3月の大阪場所に向け、「大阪の人って結構熱いじゃないですか。それに負けないように熱く戦って、絶対に勝ちたいとかじゃなくて、気合いを入れて(戦いたい)」と意気込んだ玉鷲。インタビューが終わるやいなや、すぐさまクッキーへ手を伸ばした。