マニー・パッキャオ【写真:Getty Images】

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ツイッター発言で波紋を呼んだパッキャオがメイウェザー戦に口開く

 格闘技イベント「RIZIN.14」(さいたまスーパーアリーナ)でキックボクシングの那須川天心(TARGET)を139秒TKOで下したボクシングの元5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(米国)。15年5月に「世紀の一戦」としてメイウェザーと戦い、敗れていた6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)は今回の一戦について口を開き、現実的な評価を下したという。米メディア「ボクシングシーン.com」が報じている。

 大晦日のリングで実力健在を示した50戦全勝で5階級制覇王者のメイウェザー。15年に「世紀の一戦」として戦っていた英雄パッキャオは那須川戦後、ツイッターでこんな投稿をしていた。

「これが一足早い新年の誓い。自分と同じサイズ、もしくは体格が上で、経験を持つ相手とのみ戦い続ける」

 宿敵を名指しこそしていなかったが、5キロ以上の体重差があり、ボクシングマッチ初だった那須川と拳を交えたメイウェザーを標的にしたことは明らか。米メディアなども「パッキャオがメイウェザーを攻撃」と一斉に報じ、波紋を呼んだ。

 WBA世界ウエルター級王者のパッキャオは19日に元4階級王者のエイドリアン・ブローナー(米国)とのタイトルマッチを控える中、報道陣に対応し、改めてメイウェザー戦について質問を受け、こう語ったという。

取り沙汰されるメイウェザーとの再戦については「試合後に話すことになる」

メイウェザーのファイトはエキシビジョンマッチだった。彼の相手は経験のない若者だった」

 メイウェザーは10億円ともいわれるファイトマネーを手にして注目を浴びたが、パッキャオは那須川の20歳の若さと経験の少なさを挙げた上で、米国のレジェンドの大晦日マッチについてヒートアップすることなく、現実的な評価を下していた。

 ブローナー戦後にはメイウェザーとのリベンジマッチが取り沙汰されているパッキャオ。記事では「今は考えていない。私はエイドリアン・ブローナーに全て集中している。試合後にメイウェザー戦について話すことになるだろう」と語ったと伝えている。

 世紀の一戦の第2弾は実現するのか。(THE ANSWER編集部)