『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』奥野壮×押田岳×犬飼貴丈×赤楚衛二インタビュー|「“ヒーロー”は人の記憶に残ることに意味がある」
『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』
奥野壮×押田岳×犬飼貴丈×赤楚衛二インタビュー
毎年冬の恒例映画として人気を博してきた「仮面ライダー×仮面ライダー MOVIE大戦」シリーズ(2009年〜2015年)。2016年からは「仮面ライダー平成ジェネレーションズ」とタイトルを改め、その人気を不動のものとした本シリーズの最新作にして平成最後の仮面ライダー劇場版『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』が12月22日(土)に公開される。
映画ランドNEWSでは、「仮面ライダージオウ」より仮面ライダージオウ/常磐ソウゴ役の奥野壮、仮面ライダーゲイツ/明光院ゲイツ役の押田岳、「仮面ライダービルド」より仮面ライダービルド/桐生戦兎役の犬飼貴丈、仮面ライダークローズ/万丈龍我役の赤楚衛二の4人に話を伺った。
──テレビシリーズのクランクインから早5ヶ月以上が経ちましたが、「仮面ライダージオウ」中心の生活には慣れましたか?
奥野:慣れるしかないです(笑)。
押田:いい意味でも悪い意味でも慣れが出てしまう時期ですね。みんな落ち着いて自分の出せるものを発揮できるようになってきて、「これでいいんじゃない?」って妥協しそうになる部分もあって…。だから初心に戻り、悩みながら芝居をしていかなきゃいけないんじゃないかなと思います。
──周囲からの反響は?
押田:ありがたいことに、ファンレターやSNSで応援の声をたくさんいただいています!
──数多のレジェンドライダーとの共演を経て、思い出や刺激を受けたエピソードはありますか?
奥野:全然本編とは関係ないんですが、(「第9話」「第10話」にて共演した)仮面ライダーオーズ/火野映司役の渡部秀さん、泉比奈役の高田里穂さん、仮面ライダーゲンム/檀黎斗役の岩永徹也さんの4人でお蕎麦を食べに行ったんです!食べ終わって、お会計の時に渡部秀さんがスーッとご馳走してくれて。カッコいいなと思いました!
押田:「仮面ライダー鎧武」仮面ライダーバロン/駆紋戒斗役の小林豊さん(「第11話」「第12話」にて登場)とガッツリ共演をさせていただいたんですが、スイッチがバチッと入る方だったので、スタンバイから全部見ながら勉強させていただきました。
──先輩の犬飼さん・赤楚さんから見た後輩お2人の成長ぶりはいかがですか?
犬飼:成長とか、僕が見て語れるほど、僕はまだ先輩として全然なので。2人とも頑張ってやっている中で、僕が上からものを言うのはおこがましいこと。ひとつ言えるのは、僕らは歳がある程度いっていたので、僕らにはないキラキラした眩しさをすごく感じますね(笑)。
赤楚:最初の頃に比べて、2人とも男らしい顔つきになってきたなと思います。大変でタイトなスケジュールの中、冬映画の撮影が無事に終わり、そういう経験を経て顔つきが変わっていったように思います。僕もそこまで成長を語れるほどではないんですが、“親戚のおじさん”みたいな立ち位置というか(笑)たまに会ったときに目に見えた変化を感じます。1年間ライダーをやり続ける彼らの姿を見るのは、やっぱり見ていて楽しいですね。
──これまでバディとして共演してきた犬飼さん・赤楚さんのお2人から、奥野さん・押田さんへ何かアドバイスはありますか?
赤楚:(バディは)“苦しさ”が軽減できる!バディじゃない個人のときだと、ストーリー的にも自分に“重圧”がかかることがあって。それを主演はずっと抱えているんだろうなと思うんですが、それを“分担”して軽減できるのは良いことなんじゃないかなと思います。
犬飼:そうかもしれない(笑)。苦しいときに一緒にいてくれる人がいるのは大事なことですよね。“1人じゃない感じ”は嬉しいですね。
押田:やっぱりここ(奥野・押田)の関係は、実生活でもお芝居の中でも大事にしていけたらいいなと思います。刺激し合いながらやっていけたら、良い1年になるんじゃないかなと思います。
──“平成仮面ライダーの集大成”として公開される今回の劇場版に参加されてみていかがでしたか?
奥野:歴史ある「仮面ライダー」シリーズの映画、しかも“平成最後の”「仮面ライダー」シリーズの映画に携われた嬉しい気持ちと感謝の気持ちでいっぱいです!プレッシャーはあまり感じてなくて、初の映画なので、自分なりに楽しい撮影にできたらいいなぁと思ってやっていました。
押田:台本を読んだ時に、メッセージがすごく良いなと思って。「虚構だろうが現実だろうが、“ヒーロー”は人の記憶に残ることに意味がある」と。平成仮面ライダーを締めくくる上で、とても良いメッセージを贈れるんじゃないかと思います。
犬飼:時代が変わる。今までだと、次への仮面ライダーへ襷を渡す意味合いのある映画だと思うんですが、今回の劇場版は“時代がはじまる”という意味がプラスされていて、すごく重みのある作品でした。平成最後ではありますが、次への橋渡しになるような作品としても期待を裏切らない作品にできたらなと思って参加していました。「ビルド」見ていただいていた方々に喜んでもらえたり、平成仮面ライダー各々の良さを知ってもらえるように頑張りました。
赤楚:僕が子供の頃に見ていた「クウガ」「アギト」「龍騎」。その小さい頃に見ていた仮面ライダーと共闘できたのは純粋に嬉しかったです!平成仮面ライダーシリーズが続いてきた中で、その次の時代に変わる瞬間に立ち会えたのは、本当にありがたいことだなと思います。
──ありがとうございます。最後に「仮面ライダー」への熱い想い入れをお聞かせください。
フォトギャラリーはこちら奥野:小さい頃から見ていた、憧れの“ヒーロー”に自分がなれたことは本当に光栄なことだなと思います。平成仮面ライダー20作品、その中の1人になれたことへの興奮や嬉しさもあります。多くの皆さんに長年愛され続けている「仮面ライダー」シリーズの作品に携われたことが本当に嬉しいです!
犬飼:多くの人にずっと夢を与え続けてきた「仮面ライダー」シリーズ。僕はここで卒業はしますが、子供だけじゃなく大人の方、女性の方にも見ていただける間口を広げていけるように、これからも頑張って活動していきたい。日本といえば“仮面ライダー”と言われるように、頑張って広めていきたいです!
『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズFOREVER』
奥野壮×押田岳×犬飼貴丈×赤楚衛二
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映画『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』12月22日(土)全国公開
仮面ライダーを愛してくれたあなたへ──
常磐ソウゴと桐生戦兎の世界に、異変が生じていた。まるで別人と入れ替わるように、仲間たちが次々と記憶を失っていくのだ。さらに、2人の前に現れたスーパータイムジャッカー・ティード。彼はアナザー電王とアナザーWという強力な手先を差し向け、1人の少年・シンゴを追っていた。シンゴを守る戦いの中で、ソウゴは仮面ライダー好きの青年アタルに出会う。一方ティードに単身戦いを挑んだ戦兎は、洗脳され操られてしまい…。
強大な敵を前にシンゴを救おうともがくソウゴたちだったが、そんな中アタルがある告白をする。「仮面ライダーは、現実の存在じゃない。」彼は謎のイマジン・フータロスと密かに契約を結んでいた。その言葉の真意とは一体…?なぜ、いつから、仮面ライダーは虚構(フィクション)の存在となってしまったのか?
謎が深まって行く中、ソウゴと戦兎が追うティードの姿は、初代平成仮面ライダー誕生の地・九郎ヶ岳遺跡にあった──
あなたの記憶に、彼らは生きているか。
映画『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』は12月22日(土)より全国公開
「ジオウ&ビルド」製作委員会 ©石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映
取材:小宮駿貴/撮影:ナカムラヨシノーブ
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