エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

写真拡大

米野球専門誌「ベースボール・アメリカ」で格付け

 今季、メジャー挑戦1年目で“二刀流”として米球界を沸かせたエンゼルス大谷翔平投手。右肘の故障もあって投手としては10試合の先発で4勝2敗、防御率3.31の成績に留まったが、打者としては打率.285、22本塁打61打点の好成績を残して、ア・リーグの新人王にも輝いた。

 オフに入り右肘の靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受け、来季は打者に専念し、投手としての復帰は2020年となる大谷。とはいえ、その潜在能力はやはり高く評価されており、このほど米国の権威ある野球専門誌「ベースボール・アメリカ」で特集された現在のMLBでの有望株“格付け”で2番目にランクインした。

 予想される将来的な価値をもとに、算出された「ベースボール・アメリカ」のランキング。栄えある1位に輝いたのは、ナ・リーグ新人王に輝き、日米野球でも来日していたブレーブスのロナルド・アクーニャJr.だった。大谷は、そのアクーニャJr.と同じグレード75を獲得したが、右肘手術を受けたため、“リスク”の差で2位となった。

 同誌の寸評では「オオタニは現在のメジャーリーグのどこを探しても見当たらないような、フランチャイズを代表する選手として騒ぎ立てられた。マウンド上ではエース級の才能を、そして打席ではエリートなパワーを見せつけ、彼はその騒がれぶりに見合う活躍を見せた」と絶賛の嵐。

 アクーニャJr.と差がついたリスク面について「彼がフランチャイズの才能として本物の二刀流になる上で、トミー・ジョン手術を受けた影響によりリスクが高まってしまった。けれども、彼はそれを実現させるだけの技量の持ち主であると言うことは、疑いようのないことだ」と評価している。

 3位にはナショナルズのファン・ソト、4位にはドジャースのウォーカー・ビューラー投手がランクインし、大谷と新人王を争ったヤンキースのミゲル・アンドゥハーは8位、グレイバー・トーレスは5位となっている。(Full-Count編集部)