観る者を“じわじわ”と追い詰める…驚愕の心理スリラー映画4選
観客を恐怖のどん底へと追い詰める、心理スリラー映画の系譜をたどった新作『イット・カムズ・アット・ナイト』が公開中。簡単には脱出不可能な空間に閉じ込められ、じわじわと心理的に追い詰められる人々の様子を描いた心理スリラー映画をご紹介!
謎の立方体、死体のあるバスルーム、シェルター、家…それぞれの空間に閉じ込められ、恐怖におびえて過ごす人々。極限状態に追いつめられ、そこから抜け出すために徐々に剥き出しになっていく人間の本性…。一番恐ろしいのは人間かもしれない。そんな人間不信のトラウマになりそうな、心理スリラー映画の名作4作品を一挙にご紹介。
映画『イット・カムズ・アット・ナイト』
ポールとサラ、息子のトラヴィスは、夜襲い来る“それ”に怯えながら山の奥深くにある一軒家に外界との接触を断ちひっそりと暮らしていた。ある日、そこに別の家族が助けを求めて転がり込んでくる。うまく回り始めたかに見えた2組の家族の共同生活。しかしある夜、固く閉ざされていた禁断の赤いドアが開き、彼らの静寂が破れ──。2組の家族の間に生まれた猜疑心と“それ”への恐怖が、それぞれの人間性を剥き出しになっていく…。
映画『10 クローバーフィールド・レーン』
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』などのJ・J・エイブラムスが製作を指揮した異色スリラー。婚約者のもとへ車で向かう途中で衝突事故に遭い、気を失ったミシェル。目覚めるとそこは元軍人のハワードがシェルターの中だった。外の世界には死に至るウイルスが蔓延しているため「きみを救うためにここへ連れてきた」と話すハワード。もう一人、自らシェルターに逃げてきたエメットと、男2人、女1人の奇妙な共同生活が始まる。そんな外の世界と隔離された生活を送るうちに、ハワードは命の恩人ではなく監禁目的の狂人ではないかと疑惑が生まれる。シェルターから逃げ出そうとしたミシェルが目にした外の世界とは──?
映画『ソウ/SAW』
ジェームズ・ワンが監督した大人気シリーズの第1作目。老朽化したバスルームで、部屋の角に対角線上に足を鎖で繋がれた状態で目覚めた医師のゴードンと写真家のアダム。2人の間には血だらけで手には拳銃を握った男の自殺死体。ゴードンがこの部屋から脱出する為に得たヒントは、朝の6時までにアダムを殺害しろというものだった。ジグソウという連続殺人犯が仕掛けたゲームに自分たちは参加させられているのではと気付いた2人はバスルームからの脱出を試みるが…。次第に追い詰められたゴートンがとった行動とは!?
映画『CUBE』
ある日突然、謎の立方体空間(=CUBE)に閉じ込められた男女6人。一体何のために、そしてなぜ自分たちがこの空間に閉じ込められたのかわからないまま、脱出を図る。立方体のそれぞれの面にある6つのハッチのいずれかを通り、次の立方体へと移動しながら出口を探していくが、間違った部屋に入ってしまうと仕掛けられたトラップの餌食となってしまう。安全な部屋を確認する法則を見つけ出し、ようやく外壁まで到達したが出口は見つからない。究極の極限状態に閉じ込められた人々が選んだ結果とは──。
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