原晋氏が貴乃花親方の理念に具体案を提言 「1億円を払えば一般人でも部屋を持てるように」
3日放送、BS日テレ「深層NEWS」に、青山学院大学陸上競技部の原晋監督が出演。貴乃花親方が引退した大相撲について提言した。
幼少期から大の相撲好きという原監督は、貴乃花親方の引退に「非常に残念」とコメント。「最後まで協会と歩み寄ることができなかったのは、いわゆるコミュニケーションが足りていなかったのかと、ただただ残念」と嘆いた。
元横綱・日馬富士の暴行事件では、被害者の貴ノ岩側が3000万円を請求していることが分かった。原監督は「きれいに決着つけてほしい」「立つ鳥跡を濁さずじゃないですけど、クリーンにして次のステージにいってほしい」と、貴ノ岩が現役であることからも「揉めてほしくない」と願う。
貴乃花親方を巡る一連の騒動について、原監督はコミュニケーションとともにプライドが問題だったと指摘。元横綱としてプライドはあってしかるべきとしつつ、現役時代と親方では立場が違い、さらに年齢も下であることから、「一般的には年下から歩み寄る姿勢も必要」と苦言を呈した。
弟子たちも移籍することになり、「指導者は選手の代弁者になるべき」という原監督は「退職せず、代弁者となって戦っていけば、力士たちもそれに奮起して頑張るはず」だったとコメント。貴乃花親方が引退という道を選んだことを嘆いている。
一方で、原監督は「突き放すという手法はある」としたうえで、「最後ギリギリで踏みとどまったところをさらに突き落としたのでは、何も得るものがない」とコメント。協会と八角理事長が貴乃花親方ともっと話し合うべきだったとも指摘した。
ただ、2月に力士や親方を対象に講演した原監督は、「繰り返し伝えていかないと変わるものではない」としたうえで、「異文化の人間」を講師に呼んだ協会に、変化を目指す意識や「様々な意見を取り入れようという姿勢」があるとの見解も示している。
今回の騒動を生かして協会は今後どうしていくべきか。原監督は「伝統を切り捨ててはいけない」としつつ「経営ノウハウを持った人間が進化させていかなければいけない」とコメント。外部から一定の人間を招くことで、「伝統と進化の融合」を図るべきと提言した。
以前、「相撲協会全体の器量を大きく」と目標に掲げた貴乃花親方も、それを目指していたかもしれない。だが、原監督はそれが理念でしかないとしたうえで、具体策をオープンに議論するところが外部に示されなかったと指摘する。
その具体案の例を問われると、原監督は「親方になれる人材をオープンな場にし、一般人でも部屋を持てる」ようにと提言。預託金1億円を払えば部屋を持て、たとえば陸上の選手をスカウトし、力士を育てられるようにしてはどうかと、突然のフリにも驚きのアイディアをひねり出す。
原監督は「できるできないではなく、いろいろアイディアを募集して、そこから整理していけばいい」「時代の流れでそれも必要だなと思えるきっかけになればいい」とコメント。「大相撲を良くしよう」という声だけでは具体性が足りず、主体性とテーマを掘り下げて考えていく時期にあると指摘した。
幼少期から大の相撲好きという原監督は、貴乃花親方の引退に「非常に残念」とコメント。「最後まで協会と歩み寄ることができなかったのは、いわゆるコミュニケーションが足りていなかったのかと、ただただ残念」と嘆いた。
元横綱・日馬富士の暴行事件では、被害者の貴ノ岩側が3000万円を請求していることが分かった。原監督は「きれいに決着つけてほしい」「立つ鳥跡を濁さずじゃないですけど、クリーンにして次のステージにいってほしい」と、貴ノ岩が現役であることからも「揉めてほしくない」と願う。
弟子たちも移籍することになり、「指導者は選手の代弁者になるべき」という原監督は「退職せず、代弁者となって戦っていけば、力士たちもそれに奮起して頑張るはず」だったとコメント。貴乃花親方が引退という道を選んだことを嘆いている。
一方で、原監督は「突き放すという手法はある」としたうえで、「最後ギリギリで踏みとどまったところをさらに突き落としたのでは、何も得るものがない」とコメント。協会と八角理事長が貴乃花親方ともっと話し合うべきだったとも指摘した。
ただ、2月に力士や親方を対象に講演した原監督は、「繰り返し伝えていかないと変わるものではない」としたうえで、「異文化の人間」を講師に呼んだ協会に、変化を目指す意識や「様々な意見を取り入れようという姿勢」があるとの見解も示している。
今回の騒動を生かして協会は今後どうしていくべきか。原監督は「伝統を切り捨ててはいけない」としつつ「経営ノウハウを持った人間が進化させていかなければいけない」とコメント。外部から一定の人間を招くことで、「伝統と進化の融合」を図るべきと提言した。
以前、「相撲協会全体の器量を大きく」と目標に掲げた貴乃花親方も、それを目指していたかもしれない。だが、原監督はそれが理念でしかないとしたうえで、具体策をオープンに議論するところが外部に示されなかったと指摘する。
その具体案の例を問われると、原監督は「親方になれる人材をオープンな場にし、一般人でも部屋を持てる」ようにと提言。預託金1億円を払えば部屋を持て、たとえば陸上の選手をスカウトし、力士を育てられるようにしてはどうかと、突然のフリにも驚きのアイディアをひねり出す。
原監督は「できるできないではなく、いろいろアイディアを募集して、そこから整理していけばいい」「時代の流れでそれも必要だなと思えるきっかけになればいい」とコメント。「大相撲を良くしよう」という声だけでは具体性が足りず、主体性とテーマを掘り下げて考えていく時期にあると指摘した。