生後8か月の息子を何度も刺した母親(画像は『The Sun 2018年9月25日付「EVIL ATTACK Drunk mum ‘repeatedly stabs baby son in neck and stomach because he woke up and started crying’」』のスクリーンショット)

写真拡大

子供を守るべき立場にありながら酒に酔い、恋人と口論の果てにその怒りの矛先を生後8か月の我が子に向けた母親。このほどロシアで起こったゾッとするような事件が『The Sun』などで伝えられた。

ロシア連邦タタールスタン共和国ウルッスにある小さな町で、母親が幼い息子を繰り返し刺すという虐待事件が起こった。

アデリーナ・カイルナソヴァ(Adelina Khairnasova)は、自宅で恋人と友人女性1人と一緒に飲んでいた。隣の部屋には生後8か月になる息子のトーリック君が眠っていたが、深夜になるまでパーティーは続いていたようだ。

そのうちアデリーナは、恋人と激しい口論になった。すると大きな声に眠りを邪魔されたのか、トーリック君が目を覚まし泣き始めた。アデリーナは怒りの矛先を幼い息子へと向け、ナイフを掴んで隣室のベビーベッドにいるトーリック君の首や腹部を数回刺すという鬼母のごとき行為に出た。

友人女性が慌ててアデリーナからトーリック君を引き離し、救急車を要請。その後病院へ搬送されたトーリック君は、複数の刺し傷を負っていたものの、幸いにも臓器損傷には至らなかった。現在も病院の集中治療室(ICU)で引き続き見守られているが容態は安定しており、まもなく回復する見込みとのことだ。

殺人未遂の罪で逮捕されたアデリーナは、警察に「パーティーの最中に息子に泣かれて、ついカッとなった」と供述しているという。トーリック君が命に別状がなかったことから、今後の裁判では殺人未遂で有罪判決が下されても実刑にはならず、2年間の自宅軟禁が言い渡されるに留まるのではとみられている。しかしトーリック君は既にソーシャルワーカーの保護下に置かれており、アデリーナは母親の親権を剥奪されることになる可能性が高い。このニュースを知った人からは「殺してないからって…殺す可能性もあったわけでしょう!? こんな女は刑務所に閉じ込めなきゃ」「母親と呼ぶべきじゃない。子供を持つ資格などない」といった怒りの声があがっている。

画像は『The Sun 2018年9月25日付「EVIL ATTACK Drunk mum ‘repeatedly stabs baby son in neck and stomach because he woke up and started crying’」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)