ダイノジ・大地洋輔

写真拡大

 夏の甲子園大会の決勝戦が8月21日に行われ、北大阪代表の大阪桐蔭と、秋田県代表の金足農業が対戦した。13-2で大阪桐蔭が勝利するも、金足農業の健闘をたたえる声も多い。芸能界からも同校OBの、グランジの大やお笑いコンビねじのほか、秋田県出身者や同県にゆかりのある芸能人から称賛の声があがっている。

 大分県の農業高校園芸科出身のダイノジの大地洋輔は、ツイッターを更新し、「やはり農業高校卒業した僕としては金足農業高校に勝って欲しい気持ちがあります!! あと、校則ですが、金足農は『りんごを盗むと停学、梨を盗むと退学』『豚をいじめてはいけない』みたいですが、うちは『スイカを盗むと停学、メロンを盗むと退学』『牛をいじめてはいけない』でした!」と、金足農業の校則にちなんだ「農業高校あるある」を披露し注目を集めた。

 さらに、ネット上では農業高校出身者が「俺のところはリンゴ取ったら停学、ぶどう取ったら退学だった」「玉子割ったら停学とか言われてました」「急に農業高校OBが増えている感じ」といった、それぞれの「農業高校あるある」があふれている。

 甲子園の強豪校には工業高校や商業高校が名前を連ねる。これは広範囲に学生を集められるため、部活動の強化と人材補強に有利なためだ。しかしながら、金足農業はベンチ入り18人すべてが地元出身者で占められている。さらに、野球経験者も中学軟式が主である。リトルリーグで活躍した俊英をそろえる大阪桐蔭とはすべてが対照的である。金足農業の体育館にかかげられたスローガン「雑草魂」も話題になっており、これからますます農業高校への注目も高まりそうだ。