13日放送、フジテレビ「PRIME news alpha」では、ソフトボール日本代表の勝股美咲にインタビュー。偉大な先輩・上野由岐子を追いかける若手の意気込みを伝えた。

12日の世界選手権決勝で、絶対的エースをベンチから見守った勝股は「やっぱりすごい」とコメント。「まだ背中が遠い」と、自分がまだ上野に及ばないと述べた。

だが、勝股も初出場の世界選手権で3試合に登板し、11回2失点で2勝をマーク。「勝利に貢献できたことは良かった」「すごいたくさん勉強させていただいて良い経験ができた大会」と振り返る。

勝股は小学5年生でソフトボールを始めると、すぐに才能を開花させ、名門・多治見西高校に入学。高校3年生だった2017年に日本代表入りし、「上野由岐子“二世”」と呼ばれている。

上野も「自分が何かを教えるというよりかは、自分を見て何かを学んでくれたらいいな」「背中を見せていかないといけないと今は感じています」と、後輩の成長に期待を寄せる。

勝股は「背中だけではなく、言葉でいろいろ教えてくださる」と上野に感謝しつつ、「今は追いつきたい」「上野選手のようにならないと目標はかなえられない」と、自分もその高みにたどり着かなければいけないと述べた。

決勝で宿敵アメリカに惜敗し、銀メダルに終わった日本の課題は、若手投手陣の成長だ。宇津木麗華監督も東京五輪に向け、「これからの2年間、(若い)ピッチャーをどうやって経験させるか」とその重要性を強調する。

その候補である勝股は「最初はただ出たいという夢でしたが、今は絶対にかなえたい目標に変わりましたし、金メダルを絶対に取りにいきたい。そのために自分も頑張りたい」と意気込んだ。