4日、TBS「バース・デイ」では「村田修一 決断の日」と題し、栃木ゴールデンブレーブス・村田修一に密着した様子を放送。NPB登録期限である7月31日までに球団からのオファーはなく、「来年ユニフォームを着て何処かで野球を続けるというのは考えにくい」と語った村田の"運命の一日"を伝えた。

「野球は技術スポーツですし、まだできるのかなと自分でも思いますけど、腹をくくるところはくくらないといけない」。期限まで1時間、番組のカメラにこう語った村田は、「まだ現役に未練たれてんのみたいな、それが嫌だから。やるべきことはやったから。選手として」と心境を吐露した。

また栃木の自宅でオファーを待っていた村田は、時計の針が0時を回り望みが潰えると「腹をくくって栃木という球団に入ってきましたし、腹をくくってユニフォームの袖に腕を通してやってきたんで本当に後悔はないです。僕の応援してくれたファンの皆さんには申し訳ないんですけど」と目に涙を浮かべた。

さらに、未熟児で生まれ村田の原動力だった長男の存在に触れると、「カッコいい親父でありたいと思って野球に没頭してきました」と振り返りつつ、「(プロ野球に)帰れないのは残念ですけど楽しかったですね。厳しかったですし家族にも迷惑をかけたと思いますし我慢してくれたことも多々あると思いますし、そこはなんとも言えないんですけど厳しい中で揉まれながら野球ができて幸せだった」としみじみと語った。