中畑清

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7日放送、テレビ東京「追跡LIVE!SPORTSウォッチャー」に、野球解説者の中畑清氏が出演。リクエスト制度をめぐり、コミッショナーにモノを申した。

今シーズンから導入されたリクエストは、これまでも議論を呼んできた。先月のオリックス・バファローズ対福岡ソフトバンクホークスの一戦では、リクエストを受けてのリプレー検証がまさかの誤審につながっている。

敗れたオリックスは問題のシーンからの再試合を要求したが、日本野球機構はこれを認めず。現在はコミッショナーに提訴し、その裁定を待っているところだ。

このような問題に至ったのは、野球規則に「審判員の判断に基づく裁定についてはどのような提訴も許されない」という規約があるからだ。だが、中畑氏は「リクエスト制度ができる前にあった規約」と指摘する。

中畑氏は、リクエスト制度という新しい規約ができた以上は、リクエストに基づく見直しの結果が間違えていたのであれば、「試合を続行することを考えなきゃいけない」と主張。コミッショナーがオリックスの提訴を退ければ、「大きな問題」だと訴えた。

この問題をそのままにしないことが一番大切だという中畑氏は、再試合なり引き分け扱いにするなりの「大岡裁き」をコミッショナーに要請。「会長、コミッショナー、よろしくお願いします」と頭を下げ、柔軟な解決を図るように求めた。