エンゼルスの大谷翔平【写真:Getty Images】

写真拡大

4回までに9奪三振、103球圧巻ピッチングの大谷に地元紙が賛辞を連発

 米大リーグ、エンゼルス大谷翔平投手が13日(日本時間14日)、本拠地ツインズ戦に中6日で先発。6回1/3を3安打11奪三振1失点と快投。降板後に追いつかれて4勝目を手にすることはできなかったが、チームは2-1でサヨナラ勝ちした。この日も変化球が冴え渡り奪三振ショーを展開した大谷を、地元紙も「もはや彼のコンディションがエンゼルスの明暗を分けてくるだろう」と絶賛している。

 二刀流の怪物が、投手としてツインズ打線をなで斬った。初回1死からエスコバーをスライダーで空振り三振。ここから圧巻の奪三振ショーが始まった。

 2回は3つのアウトをすべて三振。3回も98.5マイル(約159キロ)の直球、88.2マイル(約142キロ)のスプリット、77.1マイル(約124キロ)のカーブで圧巻の3者三振。4回にも2つ三振を奪い、4回までに9つと、驚異的なペースで三振を積み上げた。

 5回にもウィルソンをスライダーで、6回はロサリオからスプリットで11個目の三振をマーク。7回1死から四球を与えたところで降板したが、場内にはスタンディングオベーションが巻き起こった。

 今季最多103球の圧巻の投球。勝ち星こそついてこなかったが、地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は絶賛している。

「オオタニは素晴らしすぎた。彼のコンディションがエンゼルスの明暗を分けるだろう」

「11奪三振で7回途中まで支配的なピッチングを披露したオオタニは、1世紀近くの間で最初に生まれた二刀流の選手以上に多くのものをMLBへ贈呈している」

「今週のピッチングにおいて、オオタニはあまりに素晴らしすぎた。もはや彼のコンディションがエンゼルスの明暗を分けてくるだろう」

 記事では、こう賛辞の言葉を並べている。またソーシア監督のコメントも紹介。レポーターから「手堅い内容だったか?」と問われると、これを否定し、こう続けたという。

「手堅くなんかない。ずば抜けたものだった。彼のパフォーマンスは電撃的だった」

 指揮官も手放しでほめたたえていた。味方の援護がなく、勝利を手にすることはできなかったが、また大谷が、ファンの、指揮官の信頼を得た。(THE ANSWER編集部)