大浦天主堂(Fg2さん撮影、Wikimedia Commonsより)

2018年5月4日、文化庁の発表によると、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」(長崎県、熊本県の12資産)が世界文化遺産に登録される見通しとなった。国連教育科学文化機関(ユネスコ)諮問機関の国際記念物遺跡会議(イコモス)が勧告したとのこと。6月24日からバーレーンで開かれる世界遺産委員会で最終的に決まる。発表を受け、各報道機関はこのニュースを一斉に報じた。

ツイッターにはさまざまな声が寄せられている。

「おめでとうございます」「良かった良かった!」


頭ケ島天主堂(Indiana joさん撮影、Wikimedia Commonsより)

潜伏キリシタン遺産は、日本でキリスト教が禁じられた17〜19世紀に、長崎県内と熊本県天草市でひそかに信仰を守り続けた「潜伏キリシタン」の文化的伝統を物語る遺産である。

島原・天草一揆の舞台となった原城跡(長崎県南島原市)や、信仰を集めた平戸の聖地と集落(長崎県平戸市)、禁教下で潜伏キリシタンが信仰を守った「天草の崎津集落」(熊本県天草市)、現存する国内最古の教会の大浦天主堂(長崎県長崎市)など12件の資産で構成される。

ツイッターに届いている人々の反応を見てみよう。

「おめでとうございます」「長崎の教会群世界遺産登録めでたーい!」「良かった良かった!」といった声が相次いでいる。「登録されて混んでしまうな...」と心配する人もいる。

「登録されるだろうとは思っていたが、うまくいってよかった」「観光客が殺到しそうだけど、大切に守ってほしい」「九州以外の人にはあまり知られていないから嬉しい」といった声も......。

「はやく世界遺産登録されるといいなぁ〜」「地元県民としてとてもうれしく思います」といった地元の人々も多かった。