ギョウザにしてもラーメンにしてもご飯が一緒。この組み合わせは、多くの中国人が理解に苦しむようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 食習慣の多様化により、パンやパスタなど日本人の主食も多様化した。しかしそれでも、日本人にとって不動の主食が白いご飯であることには変わりない。中国メディア・今日頭条は8日、「どうして日本人は、何でもかんでも食べ物に米飯を添えるのか 真相は実に簡単なものだった」とする記事を掲載した。

 記事は、中国でも人気のある日本のグルメドラマ「孤独のグルメ」において、主人公の井之頭五郎がどんな食べ物でも白いご飯と一緒に食べる傾向が見て取れると紹介。「ギョウザにしてもラーメンにしてもご飯が一緒。この組み合わせは、多くの中国人が理解に苦しむはずだ」としている。

 また、「日本語には、ラーメンライスという言葉がある。日本のラーメン店には十中八九『ラーメン+ご飯』というセット品が存在するのである。これは、1杯のラーメンではお腹が満たないという客に配慮したもので、2杯はちょっと多すぎるなという場合にご飯が最良の選択となるのである」と説明した。

 さらに、「日本の多くのラーメンは各種のスープから成り立っており、そのスープの味は濃いめである。となれば、白いご飯こそが最高の相棒となるのだ。札幌ではラーメンスープに炒めた野菜を加え、それを白飯の上に掛けるという『味噌丼』という食べ方があるという」と解説している。

 記事はこのほか「日本人は米飯に対して異常なまでの愛着を持っている。日本では米飯とおかずが揃ってこその『ご飯』であり、米飯はどんなおかずにも組み合わされるのだ。日本でいう主食は米飯のみであり、他のものはみんなおかず扱いなのである。それゆえ、日本ではラーメンでもギョウザでもトンカツでも、米飯を組み合わせるのだ」と論じた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)